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03.10.3 UPDATE

取材・文:内倉大治(編集部)

梅雨がいっこうに明ける気配のない7月、シルバーストーンに行って来ました。シルバーストーン…? あのこびりつかないフライパン? いえいえ違います! F1グランプリを観戦しに、イギリスまで飛んでいってしまいました。そんなワケで編集部一のF1オタク、私、うっち〜が「イギリスGP見聞禄」と題し、イギリスGPの模様を中心にお伝えしたいと思います。



シルバーストーン・サーキットは第一回F1GP(1950年)の第1戦が行われた、たいへん由緒あるコース。現在のGPではイタリアGPに次ぐ平均速度が速い超高速コースなのです。

シルバーストーンは緑豊かなのどかな田舎町にあります。ですからコース上に、ウサギなどの小動物が現れることもしばしばあり、F1マシンに轢かれてしまうこともあったりします…。

朝8時だというのにすでにこの混みよう。イギリスでもやっぱりティフォシ(フェラーリ・ファン)が多く、フェラーリのスポンサーであるボーダフォンのブースはすでに長蛇の列となっていました。

警備の人かな? と思っていたら、なんと警察官でした。モトクロスに乗っているなんてちょっとカッコ良すぎやしませんかぁ! 思わず撮影してしまいました。

決勝前にはドライバーズ・パレードが行われます。デビッド・クルサード、ジェンソン・バトン、ラルフ・ファーマンとイギリス人ドライバーも多く、スタンドからは大声援が送られます。
のどかな田舎街にF1サウンドがこだまする

 これまで日本GPでF1を観たことがある私ですが、海外でF1を観るのは初めて! しかも海外に行ったことは過去わずか1回、英語も当然話せない…こんなので本当に大丈夫なのか…? 期待と不安のイギリスツアーとなりましたが、夏休みに入ったこともあり、ヒースロー空港にも日本人がいるわいるわ、ちょっと安心しました。
 さて、ロンドンからクルマで約1時間半、舞台となるシルバーストーン・サーキットに到着。シルバーストーン・サーキットはもともと軍用の飛行場のあった場所に建設されたので、他のF1の行われるサーキットとは異なり、平坦でアップダウンがありません。今は周囲が牧草地ということもあり、サーキット内は緑に覆われ、時には野ウサギが出てくるなど、たいへんのどかなサーキットという印象をうけました。
 とはいえシルバーストーン・サーキットは1950年に第一回F1グランプリが行われたたいへん歴史のあるコースです。かつては超高速サーキットとして名を馳せたシルバーストーン・サーキットですが、日本でもたいへん人気の高かった名ドライバー、アイルトン・セナが94年サンマリノGPで事故死したことをきっかけに、安全面が叫ばれるようになり、コースの改修が行われました。それでもイタリアGPの行われるモンツァ・サーキットに次ぐ、高速サーキットには変わりありません。
 ちなみにシルバーストーン・サーキットは1周5.141km、コースレコード(最速ラップ)は昨年、ウイリアムズのファン-パブロ・モントーヤが出した1分18秒998、今年はフェラーリのミハエル・シューマッハが1分19秒474で走っています。あ、来たと思ったら、あっという間に通り抜けてしまうF1のスピードに圧倒されっぱなしでした。音、スピード、臨場感…TVで観るのとは明らかに違います。やっぱ生F1はいい!





え、伝統のイギリスGPがなくなる…!?

 シルバーストーン・サーキットは前にも書いたようにもともとが軍用の空港です。ですから交通の便などまったく考慮されてなく、グランプリ開催中の大渋滞は悪しき伝統となっていました(もう50年もやっているのだから、何とかしろよ…)。いっこうに改善される気配のないことに業を煮やしたF1界の重鎮、バーニー・エクレストンは「交通網を改善しなければ、イギリスGPはシルバーストーンで開催しない」と警告(というよりほとんど脅しだったような…)。主催者も重い腰をようやく上げ、道路整備を行いました。その甲斐あって、渋滞の方はかなり改善されたようです。もっとも帰りの道中では、爆睡してたので…渋滞にはまっていたかどうかはわからないのですが…。話を聞くと、だいぶマシになったとのことです。
 しかし、施設の老朽化とかまだまだ改善するべきことが多く、いくら伝統のグランプリといえど、危うい状況には変わりないようです。個人的には、シルバーストーンのような高速サーキットは好きなので、今年で最後にならないことを祈ります…。


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