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2004.12.24 UPDATE

田中正明
text by Masaaki Tanaka

ふぅ〜。いよいよ“ガトクー旗揚げ”編も最終回。レディゴンの仕事が忙しくなる前に書き切ろうと思っていたが、結局、その校了後にこれを書いている。
12月22日発売の『レディース・ゴング』vol.81には、「我闘姑娘2004・10・31旗揚げ戦ダイジェスト」を含むスペシャルDVDが付いているので、ぜひともお買い上げ頂きたい。本誌84ページ+DVD81分で定価980円! 以上、宣伝でした。
それでは、蒲原唯の「欠場の挨拶」が終わったところから――。
不戦勝の零と、由藍郁美に背負われた唯が退場したあと、暗いムードを吹き飛ばしたのが、体操クラブの小学4、5年生からなるユニット「さくらえび★きっず」の無垢なる入場シーンだった。まき、ひなた、あいか、めいの4人が体操ソング『さくらえびちゅ』をバックに駆け足でリングイン。ちょっぴりタイミングが合わずに動きが止まったあと、なんとか振り付けをこなして4者別々のコーナーに上る。そこからバック転で同時に宙を舞う華麗なパフォーマンスを成功させた。
ところが、前編・中編では全く触れなかったが、今大会の最大の汚点である女性リングアナ氏(若き日の賀来千香子似)が、またしてもやってくれた。この人、どこぞのプロなのだろうが、選手の名前も段取りも全く分からないという豪気なお方。“きっず”たちが「永遠(はるか)ちゃ〜ん」と叫んで、NEOの松尾永遠をリングに呼び込むはずが、リングアナ氏のコールは「元気美佐恵選手の入場です」。おいっ! 観客のブーイングを浴びて、何かミスをしたことに気付いた彼女。「失礼しました。元気美佐恵選手の入場です!」。おい、おい、おいっっ!! 本当にイライラした。『週プロ』系のライター、須山浩継氏も「この会場にいる人の中で、松尾を知らないのはアンタだけだ」と怒っている。ごもっとも。今にして思えば、このリングアナに対する満場の「怒りの一体感」が、メインイベントの「感動の一体感」を生み出す準備運動だったような気がしてならない。
話を戻す。“きっず”が対戦相手に選んだのは、女子プロレス界最長身(175cm)の元気美佐恵。5対1のハンディキャップマッチである。元気が「フォールカウントがツーで自分が負けるルールだけど、見る限り、ツーでも負けねぇ(笑)。ワン取ったらあなたたちの勝ちにしましょう。いいな」と余裕の発言をかます。すると、目で合図した少女たちがドロップキックの四重奏。4人一緒にフォールに乗るや、すかさずレフェリーがカウント「1」を叩いた。“きっず”の勝利だ!! いやいや、これはちょっとしたハプニング。大のオトナの元気が、ファンの「土下座」コールに促されてマットに額を付け、ひと言「ツーフォールで」。“きっず”が「オッケー!」と声を揃えて、改めて元気はツーカウント、松尾組はスリーカウントで負けとなる変則マッチが始まった。
この試合を裁く美紀さんは、まきちゃんのお母さんだ。今年のNEO5・5後楽園ホールで行なわれたエキジビションマッチの模様は「スロスポ」でも取り上げたので、ご記憶の方もいるのでは。美紀さんの“ウチの子供に何すんの〜”的ジャッジとドロップキックは、今回も笑いとどよめきを誘った。
“きっず”たちの攻撃はそれなりに元気にヒットするが、松尾は何一つやらせてもらえない。最後の最後でエビに丸め込む勝機があったが、カウント1.95で肩を上げた元気が逆襲のラリアット。松尾を仕留めてNEO2冠王者としての面目を保った。
ちなみに、中編で「小学4、5年生で結成された『さくらえび★きっず』を応援するために、埼玉県からマイクロバスをレンタルして来た家族たち」と書いたが、これは僕の早とちりだった。その方々は、さくらえみのFMW時代からの応援団だったそうで。ここに訂正します。
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市井舞を攻める由藍(ゆら)郁美。いい表情だ。 |
休憩を挟み、いよいよ後半戦の3試合へと突入する。「メイン出場権争奪!我闘姑娘所属選手トーナメント」A、Bブロック決勝の、市井舞VS由藍郁美と、さくらえみVS零の時間無制限1本勝負が行なわれ、それぞれの勝者がメインイベントのタッグマッチに進出する仕組みだ。
舞と郁美は、後者の初陣であるNEO10・3板橋グリーンホール大会で一騎打ち。78kgの郁美がコーナー2段ロープを足場にしたダイビング・セントーンで舞を圧殺し、白星デビューを飾っている。舞にとっては苦手意識の強い相手だが、終盤、D・セントーンを「2」で返したことで郁美に隙ができた。意外と器用な舞は、回転エビ固めでクルリと郁美をフォール。ダメージでマットに這いつくばりながらも、メインへの1枚目の切符を掴んだ。
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赤いマスクが零。もっと“芯”のあるレスラーになれ! |
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さくらVS零は我闘姑娘の頂上対決だ。唯が欠場しなくても、このカードがBブロックの決勝だったことは間違いない。だが、1回戦の相手を失い“待ち”の時間が長かったせいか、零の動きにいつものキレがない。その微妙な誤差は試合が進むごとに大きなズレとなり、さくらを攻めあぐねる場面もあった。対戦成績では分が悪い師匠のさくらは、今大会のために新兵器シュークリームを用意した。1回戦で高橋李佳を破ったこの関節技を、零には膝の屈伸を加えたバスター形式で決め、そこからマットに落としてフォールの体勢へ。3カウントが入り、メインは井上京子&市井舞組VS桜花由美&さくらえみ組の60分1本勝負と決まった。 |
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