取材日誌
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2003.8.28 UPDATE

デンチューの取材日誌(2003年5月12日〜6月15日)

日付
行動
●5月12日(月) 『週刊ゴング』の追い込み入稿。全女5・11横浜アリーナ大会より、納見佳容のオール・パシフィック防衛(vs下田美馬)と、高橋奈苗の退団発言に関する記事を担当する。できればメインイベントの中西百重VS浜田文子(文子がWWWA世界シングル王座を奪取)も書きたかったが、そんなに感情移入できる試合ではなかったので、まあいいか。
●5月13日(火) 『Number』編集部のYさん(現在はフリーライター)、kanaこと伊藤雅奈子さん、某・女子プロレスラーと新宿で遊ぶ。タイ料理&ビリヤードへ。選手を帰したあと、3人で始発が出るまでカラオケ。明け方5時に解散し、僕は友人宅で仮眠させてもらおうと某所へ移動した。友人はカタギの仕事なので、こんなに早く起こしてはマズイと、8時過ぎまで公園でビールを飲みつつ時間を潰す。朝だよ、朝。不健康極まりない。
●5月14日(水) マコ・スガワールこと放送作家兼『週プロ』系ライターの菅原誠さんと食事。氏は、僕が全女にいた頃からお世話になっている人。大食いの菅原さんのため、ライスお代わり自由のステーキ屋に入る。氏の口から『デラプロ』での断筆宣言が飛び出した。今の女子プロレスに魅力を感じないのだろう。残念なことだ。
●5月15日(木) わが手帳によると、特に何もなし。
●5月16日(金) 次号『レディゴン』の打ち合わせ。6月中・下旬発売を目指す。夜はLLPWの東京キネマ倶楽部大会へ。地元のプロモーターが顔が利く人だったようで、超満員の賑わい。試合はこれといって特筆することなし。終わって原記者と鶯谷駅前の居酒屋で飲んだ。
●5月17日(土)
JDスター女子プロレスのバトルスフィア東京大会へ。団体名が変わったものの、リングのキャンバスに描かれたロゴは「Jd’」のまま。不徹底だよなぁ。阿部幸江が試合後に突然の退団宣言。会場の表で待っていた乗用車に飛び乗り、遁走した。怒りのザ・ブラディーがダッシュしたが、追い付くはずもない。トミー蘭レフェリーが「もういないよ」と押し戻した。メインの8人タッグは、狭い場内で8選手+セコンドが場外乱闘を展開。男性係員が僕に「危ないから下がってください」と迫ってきた。ところが、僕の後ろには車椅子に乗った障害者がいた。「どいたら、この人が危ないだろ!」と勧告を無視すると、その係員も納得して、一緒に車椅子の前に壁になってくれた。いいヤツだ。気付けば、横で見ていたJDスター代表の竹石氏も壁の一角に。あなたは選手たちに「リングの上で戦え」と指示した方がいいのでは? おばっち飯塚には直接言ったけど… 周りが見えていないJDスターの選手&セコンドへ一言。くれぐれもファンに怪我はさせないでね。
●5月18日(日)

アルシオンの江戸川区道場マッチへ。日本プロレス界屈指の名レフェリー、村山大値がこの日をもって退団し、ZERO−ONEの“見習い”になるという。彼の女子マット惜別のレフェリングは、8選手が覆面を被ったバトルロイヤルで。最後に残った新人の江本敦子と北尾由賀梨が気合いの入った攻防を見せ、リングサイドで写真を撮っていた僕もウルッと来た。都営線で瑞江から板橋区役所前に移動。NEOの板橋産文ホール大会へ。椎名由香がSTFとドラゴン・スリーパーを合わせた新技でタニー・マウスを降した。その名もSTS。最後の「S」は椎名のイニシャルだとか。安直だな。
●5月19日(月)
午後3時より全女事務所横SUN族で記者会見。高橋奈苗が退団発言を一時凍結し、北海道巡業への参戦を表明した。編集部に戻り、夜7時より打ち合わせ。終わって友人宅へ泊まりに行く。いつも冷蔵庫のビールを勝手に飲ませてもらってるので、お詫びにドン・キホーテで黒ラベルの350ml缶2ダースを購入し、距離のある友人宅までタクシーで運んだ。これじゃあ、わざわざディスカウント・ショップで買った意味ないか?
●5月20日(火)
今日も打ち合わせ。夜はJWPの板橋産文ホール大会へ。つんくのモノマネをする、とぅんくが30歳の誕生日を迎えたとか。そのバースデーケーキをシャーク土屋が叩き落とし、リング上がグチャグチャに。あ〜あ。終わって、るいべはやみ氏ほか1名と、池袋でビリヤード&朝までカラオケ。先日、Y氏&kanaさんと辿った道程を踏襲したわけだが、やっぱりメンバーに女性がいた方が野郎3人で行くより楽しいかも。ナハハ。
●5月21日(水) 都内某所でアカスリ。風呂に入る時間が短かったので、まだ身体がふやけておらず、こすられても痛いだけだった。でも女の子が美形だったので文句は言わず。ナハハ。
●5月22日(木) 更新が遅れているスロトレのコラムについて、K編集長と打ち合わせ。一時、連載をやめようと考えたりもしたが、僕にしか書けない何か、僕に求められている何かがあると信じて、しばらく続けてみようと思う。新宿から千葉に移動して、KAIENTAI−DOJOのBlue Field大会へ。早く着いたので、お船ちゃんと少し話をした。彼女は何事にも前向きで、色んな野望を胸に秘めている。応援してあげたい。試合後は千葉中央駅の京成ローザ10で『あずみ』を観た。原作は『ビッグコミックスペリオール』でずっと読んでいるが、小山ゆうテイストを完璧に演じ切っていたのはオダギリジョーだ。小山キャラは興奮すると、よく飛び跳ねる。オダギリ扮する美女丸の“跳ね”は漫画そのままだった。あずみ(上戸彩)の殺陣は、映像処理でもっとスピード感を出すべき。それが、あずみが普通の武士とは一線を画する、刺客として養った特殊技能なのだから。僕がキャスティングするなら、あずみ役は2〜3年前の浜田文子だ。原作のあずみは青い瞳でハーフらしき設定。無邪気な素顔も文子そっくりだ。体型も出るとこは出ている。いかが?
●5月23日(金) 「日誌書け!」と手帳にあるが、その下に「(書かず)」と。やる気ナッシング。
●5月24日(土)

アルシオンの東京・ディファ有明大会へ。堀田祐美子率いる軍団(ほかに阿部幸江、西尾美香、北上知恵美、そして下田美馬の計5名)が出てきて、アルシオン勢と大乱闘を演じるサプライズがあった。それよりもこの日のメイン、吉田万里子VS藤井惠が絶品! 藤井はサンボ世界選手権2位の実力者で、高速にして高度な関節技の切り返しによって、女子プロレスの新たな可能性をまざまざと見せつけてくれた。全ての女子プロレスラーに、この試合のビデオを見ろと言いたい。また、サンビストと一級のプロレスを繰り広げた吉田も素晴らしい。彼女との信頼関係がなければ、フジメグがプロのリングに上がることはなかった。『週刊〜』の作業は明日なので、バイト相良と月島にもんじゃを食べに行く。美味。吉田VSフジメグについて回想する。現時点で今年のベストバウトは間違いなしだ。
●5月25日(日)

大向美智子が六本木のクラブ「R!」でライヴを行なう。先日、メールで「取材に来て下さい」と招待を受けたので、お客さんの前にしゃがんでカメラを構えた。大向の妹・恵子さんも出演。二人の選曲は、自分の歌いたいものと“歌える”キーが合っておらず、友達のカラオケを聴かされるような感じ。でもバックダンサーを従えて踊る姿は、練習の努力を窺わせて好感が持てた。イベントを途中で抜け出し、NEOの取材があるため板橋産文ホールへと向かう。先週の『週刊現代』に松尾永遠(まつお・はるか)のカラー袋とじグラビアが載っていた。石田リングアナの口上も「目元が小池栄子に少し似た…」と同誌のキャプションをパクったもので、思わず吹き出してしまった。それにしても、松尾と仲村由佳は動きにキレがなさ過ぎ。なんとかならないものか…。
●5月26日(月) 『週刊〜』の入稿作業。堀田軍団の乱入よりも、吉田vsフジメグの方を大きく載せておいた。
●5月27日(火) 友人(♀)と『8Mile』を新宿で観た。僕の隣に若いカップルが座っており、上映中も男がペチャクチャとうるさい。注意しようか迷っていたら、主演のEMINEMのセックス・シーンからピタリと黙りこくった。アホか。どうせならそこで「オレの方が上手いぜ」とか「エミネム、早え〜な(何が?)」とか言うたらんかい! 友人と食事をして別れ、夕方から某・芸能マネジャーと企画会議。NEOの仲村&松尾を『レディゴン』で扱いたいが、何をさせたら面白いか、を考える。いい案が出ぬまま飯田橋の「かぶき」へ移動。単なる飲み会になってしまった。まあ、まだ時間はあるさ。
●5月28日(水) 明日、編集部の机や資料棚を大移動するため、身の周りを片付ける。名前を書いた段ボール箱に引き出しの中身を詰め込んで、机を空っぽにしておけば、業者が勝手に運んでくれる。僕が社員なら立ち会う必要があるが、フリーなので終わった頃にこっそり出社するつもり(笑)。久々にボウリングがしたくなって、全女・広報の多田っちとエビスボウルで待ち合わせ。多田さんから「遅れる」とメールがあったので、近くのラーメン屋に入ったのがマズかった。“ハングリー精神”に欠けスコアは散々。生きて再び200upを見る日は来ないのだろうか。ガックリ。
●5月29日(木)
LLPWの風間ルミが、社長・神取忍の承諾なしに、南青山のレストランで記者会見を開いた。6・26代々木大会の神取の対戦相手を用意したという風間は、怒鳴り込んできた神取と、刺客のライオネス飛鳥を鉢合わせにした。神取は「何がシキャクだ。いつでもやってやる!」と連呼したが…。サムライTVのカメラが回っていなければ、こっそり「シカクです、シカク」と耳打ちしてあげたかった。編集部に行くと、すでに机は並び変わっていた。皆さん、御苦労様でした。段ボール箱の荷物を引き出しに戻して、M編集長、Oさんと飲みに行く。さあ、明日から北海道へ出張だい。
●5月30日(金) 土曜の昼に札幌で行なわれる全女のイベントを取材するため、余裕を持って現地に“前乗り”することに。羽田に向かう直前、編集部に寄ったら、泉井君が「5分だけ打ち合わせしましょう」と言ってきた。5分が25分に。あれれ、これはもしかして…。浜松町駅の端末でチェックインしようとしたところ、機械が受け付けてくれない。ヤバイ。飛行機に乗り遅れる。離陸5分前に空港に到着し、列に並ぶのは時間の無駄と、近くにいた女性係員に直接チケットを見せた。「ああ、この便はもう無理ですね。…少々お待ち下さい」。そう言うなり、彼女はチケットを手に奥へと引っ込み、易々と1時間後の便に切り替えてくれた。オー、ガッデス! モノレールに乗っている間の動悸が嘘のように心が晴れた。これからも全日空を利用します、と固く心に誓う僕だった。空港の待合室にいる時、なんとなく喉に違和感を覚えた。SARSに感染したかな? 新千歳空港から札幌駅に到着。こっちは肌寒い。ひぐまラーメンで夕食を済ませ、昨年も泊まったカプセルホテルでアカスリを頼んだ。今日こそはしっかりとサウナに入ってやるぞ。身体が軽くなった状態で露天風呂へ。風邪を引いたのはそのせいかも知れない。
●5月31日(土)
朝風呂に入り、カプセルをチェックアウトして全女のイベントに向かう。外は雨。梅雨を避けて北海道に来たはずなのに…。中西百重、高橋奈苗、納見佳容がファンとジンギスカンをつつき、トークショーや撮影会を行なった。我が方は取材なので一切、飲食せず。Iカメラマンと個々のホテルにチェックインしたあと、再び合流して近場でジンギスカンを食べた。昼間っからビールも。よく冷えてうめ〜。さすが北海道! 夜は一人で、昨年も入ったすし屋へ。飲み足りないのと雨宿りを兼ねて、ホテルの手前の狭いBARにも寄った。初めに座ったカウンターの席は、ちょうどスピーカーの中央に位置する絶好の場所。普段は好まないジャズのリズムにも、この音響なら酔える。少しして4、5人の青年グループが入ってきたので、席を譲り端に座った。すでに酒の入っているリーダー格の男が「こういう店に一人で来るやつの気が知れねぇなあ」と声を上げる。オレが「悪かったな」とつぶやくと、そいつの連れの若者が「いやいや…」と言葉を濁した。男は隣の友人に「お前の席が一番、音がいいんだぞ」と、さも常連のごとく教えた。その席は、オレがどいたから座れるんだよ。アホらしくなって店を出た。もし来年、札幌出張があったらあの席を一晩、独占する。決めた。



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