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久々に観たLLは…楽しかった!
['04年5月30日/東京・後楽園ホール(LLPW)/レヴン寛香VS藤枝恵子、小河真子VSレヴン寛香]
今年に入って初めて、LLPWの興行を取材した。バックステージで小河真子とすれ違うなり、「お久しぶりですね」と挨拶されたが、それもそのはず。LLの会場に顔を出すのは、昨年8月の『風間ルミ引退記念試合』以来だから。と言っても、別に“取材拒否”されてたわけじゃないよ(笑)。裏にAtoZの道場マッチがあったり、NEOのキネマ大会があったりして、自分しか取材に行かないであろう現場を優先しただけだ。
その間、神取忍は全女で納見佳容と戦ったし、イーグル沢井とアイガーはNEOやGAEAのビッグマッチに出たから観たけれど、若手の小河とレヴン寛香は、セコンドに付いていたのを見かけたぐらい。この5・30後楽園は、新人・藤枝恵子のデビュー戦とアイガー&沖野組のタッグ王座再挑戦を目当てに行ったのだが――。まず驚いたのが、レヴンの堂々たる振る舞いだった。
入場セレモニーで神取が藤枝にマイクを渡す。すると藤枝は、「デビュー戦なんで、カルラ選手じゃなく、私でも勝てる相手がいい。レヴンさんと戦いたい」と爆弾発言。これに怒ったレヴンは、後ろからツカツカと歩いて行って藤枝を蹴飛ばした。面白い。
その要求が通って、第1試合は天界二十八部衆カルラVS藤枝恵子から、レヴンVS藤枝に変更となった。レヴンは細身の後輩を思い切り投げて、締めて、強引に反った逆エビ固めでギブアップさせる。「何で止めるんだよ?」と言わんばかりに、TOMMYレフェリーに詰め寄るレヴン。もう勝負はついてるって。憤懣やり方ない彼女は、第2試合の相手である小河を「早く出て来い!」と挑発した(写真上)。ところが今度は、レヴンが小河に潰される番だった。バックドロップ3連発からダイビング・ボディプレスでフォール勝ちした小河は、マイクを持って叫んだ。
「おいレヴン。今日はいつになく偉そうだけど、いいか、そういう偉そうな言葉はな、1回でもシングル・チャンピオンになったヤツが言える言葉なんだよ。自分みたいにな!」
そう、小河は王座決定バトルロイヤルでの“漁夫の利”で、1日だけLLPW認定シングル王者になった前歴がある。だからこれは説得力のあるセリフなのだ。試合後、再びすれ違った小河に「面白かったよ」と声をかけると、「ホントですかぁ? 私、田中さんに褒められたこと1回しかないですよ…」と怪訝そうに言う。本当だって。ただそれは、藤枝、レヴンとのマイク・リレーによって組み立てられた面白さ。小河真子一人じゃなく、LLPWの若手はなかなか面白いね、という評価である。
メインイベントで、今度はアイガーが楽しさ満点の動きを見せ(写真下)、その上、神取忍&井上貴子組からLLPW認定タッグ王座を奪ってしまった。パートナーの沖野小百合は「自分たちより弱い相手としか防衛戦はしない」と明言。それもまた面白い考えだと思う。
久々に観たLLは、若手の意地の張り合いあり、ベテランによる定番の攻防あり、怪奇派レスラーのベルト奪取ありで、結構楽しめた。この次は、裏に他団体があってもLLを観ようかな…と、辛口の僕には珍しく、満足して会場をあとにした。(記:5月31日) |
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