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女子プロレスが元気に思えた3日間(3)「NEO編」
['03年10月20日/東京・渋谷club ATOM(NEO)/田村欣子&米山香織組VS中西百重&椎名由香組]
1年間の改装工事に入った、板橋産文ホールという常打ち会場を失ったNEOにとって、ここATOMは今後のスケジュールの要(かなめ)となる。オール・スタンディングでリング上が観にくいことから、僕はこの会場が好きではない。ところが、本日に限って『週刊ゴング』の記者兼カメラマン(略して「記者カメ」)としてリングサイドに入ったので、いつもより視界が開けた。そのため試合の見方も甘口かも知れないが…。結論から言うと、かなりインパクトのある大成功の興行となった。
それはメインイベント終了後に意外なゲストが姿を現し、次回11・3後楽園ホール大会のスペシャルマッチが決まったことにもよる。そのゲストとは11月2日に全女退団マッチを控えた伊藤薫。彼女のフリー第1戦がNEOマットとなる。カードは井上京子&井上貴子&三田英津子&伊藤薫組VS田村欣子&日向あずみ&大向美智子&中西百重組。その8人がリングで向かい合った光景は実に壮観だった。
中西はこの渋谷大会がNEO初参戦。2冠王者のタムラ様とタッグで対戦したが、手が合ったのは田村と組んだ米山香織(JWP)の方だった。前日のBPMでセミに出場し、しょっぱい試合で落ち込んでいた“よねっち”。だがそれは彼女のせいではない。某選手のミサイルキックの弱さで満場が一気に静まり、そこからテンポが崩れたと思う。なんとか試合を立て直したのは、よねっちの力量だ。
中西が米山を格下扱いせず、真っ向からぶつかったことで、二人の攻防はスイングした。よねっちがモモの得意とする相手の背中の上での足踏みを、先に仕掛けたのもいい。写真は米山が椎名を三角絞めに捕らえたところ。試合後、椎名は「自分は大技がないけど、気迫だけはほかの選手に負けたくないと思ってる。なのに、よねちゃんやモモが出てきたら、存在がかすんでしまう…」と悔しがった。
土曜のAtoZ。日曜のBPM。月曜のNEO。女子プロレスって元気じゃん! そう思えた3days――。その裏で、BPMに呼ばれなかったKAIENTAI−DOJOのお船が、「お船のやってることは絶対、彼女たちに負けてないと思う」と、日曜の『吉田屋興行』で異例のマイクアピールをしたという。女子プロレス界に今、新しい風の到来を感じる。(記:10月22日) |
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