その思いをあらためて強くしたのが、『コレリ大尉のマンドリン』(2001)の宣伝で来日したジョン・マッデン監督に会見した時。知っての通り、この作品にはペネロペ・クルスが出演している。彼女といえば、2001年の1月から始まったトム・クルーズとニコール・キットマン夫妻の離婚劇の原因と噂されいた。そう、新作『バニラ・スカイ』(2001)で共演したトムとペネロペが不倫の恋に落ちたから、と噂されていたのだ。しかし、トム自身は離婚訴訟を起こした当時から今年の秋まで、徹底して“不倫”を認めかった。そして、離婚が法的に成立した今年の秋に行われた『コレリ大尉のマンドリン』のプレミア試写にペネロペをエスコートして、やっと仲を公にした。つまり、ふたりの恋がいつ始まったかが、ポイントなワケ。離婚訴訟の前なのか、後なのか……。
そこで私はこう質問した。
「プレミアにカップルで登場されて、マスコミはそのことばかりを取上げましたが、これは映画そのものにとっては不幸なことではありませんか?」
すると、マッデン監督が答えていわく。
「あの時の現象だけを見れば、そうかもしれない。しかし、私はこの作品には自信があるから、作品自体が持つ力によって、観客を惹つけてくれると思うから、心配はしていない。だいたい、ペネロペがトムに恋をしていたのはこの作品を撮影していた時からわかっていたからね。ほら、恋するオトメの瞳の輝きは違うとよくいうだろ(笑)。ペネロペもその例にもれずで、とても幸せそうだったよ」
