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プロローグ:もうひとつの『もののけ姫』
第1回 ゴダールの『映画史』
第2回 アンナ・カリーナとともに
第3回 映画と観客
第4回 美少女チャン・ツィイーに捧げた愛の詩
第5回 アニメーションの冒険
第6回 映画の宝物
第7回 羽仁進とジャン・ルノワール
第8回 誰が映画を殺すのか
第9回 映画の後で
第10回 映画戦線異状なし?
第11回 「映画」から遠く離れて











 映画の本も私にとってはその題名だけでもおどろきの連続で、順不同に列挙させていただくと ――

(1)「私は銀幕のアリス 映画草創期の女性監督アリス・ギイの自伝」(ニコル=リーズ・ベルンハイム編、松岡葉子訳/向後友恵解説)
(2)「映画監督の未映像化プロジェクト」(遠山純生編)
(3)「小津安二郎『東京物語』ほか」(田中眞澄編)
(4)「映画美術に賭けた男」(中村公彦著/岩本憲児・佐伯知紀編)
(5)「わたしは邪魔された ニコラス・レイ映画講義録」(スーザン・レイ編、加藤幹郎・藤井仁子訳)
(6)「恋愛的中華電影明星誌 チャイニーズ・シネマ・スター・オデッセイ」(粉雪まみれ著)

 このなかで、すでに読んだものは本のオビに私が推薦状(というか、惹句)を書かせていただいた(6)の「恋愛的中華電影明星誌 チャイニーズ・シネマ・スター・オデッセイ」だけで、香港・台湾・中国の心ときめく映画スター論であり、できたら私自身の ―― 自己宣伝めくが、いったん出版した以上、その覚悟がなければならないので ―― 拙著「新編美女と犯罪」(ワイズ出版)と合わせて読んでいただければうれしい。

 その他の本は宿題になるのだが、といっても、義務的な意味ではなく、これから読むのがたのしみだ。(2)の「映画監督の未映像化プロジェクト」だけは、じつは純粋に視覚的に私には読み切れるかどうか自信がない。すでに何度か挑戦したのだが、お手あげだ。もっと単純に読みやすくデザインできなかったのだろうか。

(7)「ポスターの社会史 ―― 大原社研コレクション」(梅田俊英著/法政大学大原社会問題研究所編)
という、映画の本ではないのだが、映像文化論として興味深い本も出た。戦前のポスター2700点を映像で見せてくれる「OISR.ORG 20世紀ポスター展」を完全収録したCDーROMつきである。

「イタリア映画大回顧」のプログラムとともに、
(8)「イタリア映画を読む リアリズムとロマネスクの饗宴」(柳澤一博著)をひもとくのもたのしみだ。戦後のイタリア映画史(1945-99)だが、いまが読むいいチャンスだ。
 だが、ロベルト・ロッセリーニ監督の『神の道化師、フランチェスコ』(1950)について読んで、またぜひ映画を見たくなってフィルムセンターにかけつけたが、当日券なし。またも無駄足であった。くたばれFC!


「私は銀幕のアリス 映画草創期の女性監督アリス・ギイの自伝」
¥3500(税別)
パンドラ/現代書館

「映画監督の未映像化プロジェクト」
¥1600(税別)
エスクァイア マガジン ジャパン

「小津安二郎『東京物語』ほか」
¥2400(税別)
みすず書房

「映画美術に賭けた男」
¥2500(税別)
草思社

「わたしは邪魔された ニコラス・レイ
映画講義録」
¥6000(税別)
みすず書房

「恋愛的中華電影明星誌 チャイニーズ・シネマ・スター・オデッセイ」
¥1700(税別)
集英社

「ポスターの社会史 ―― 大原社研コレクション」
¥2400(税別)

ひつじ書房

「イタリア映画を読む リアリズムとロマネスクの饗宴」
¥2900(税別)
フィルムアート社



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