―『ワースト★コンタクト』のプレスシートに載っているインタビューで、「変におどけて笑わそうとするより、まじめにやってるんだけど、客観的に見たらおかしいっていうのが好き」と言われてますが、板尾さんの笑いの原点は何だと思いますか?

 とくにコレというのはないんですけど、育ってきた環境と性格でしょうね。なんせ大阪は目立ちたがり屋が多いんで、小学校のときもおもしろいやつはいっぱいいたけど、僕は先頭を切って何かをやるタイプじゃなかったんですね。だから、僕ぐらいの順番になると、そうたいしておもしろいことが残ってないから、人の言ったことをネタふりにして、さらにおもしろいことを言うとか、全然違う発想のところからもってくるとか、ほかのやつよりもレベルを上げていかないといけないんですよ。そういう経験が、今に生かされてるんじゃないかと思いますけどね。

―現在、『魁!! クロマティ高校 THE★MOVIE』が公開されていて、次にこの『ワースト★コンタクト』、そして秋には『空中庭園』も公開されます。このところ立て続けに映画に出演されていますが、俳優としてだけでなく、監督として映画に関わってみたいとは思いませんか?

 1度だけ、企画もので10分ぐらいのやつは撮ったことがあるんですけど、映画監督になりたいとは思わないですね。でも、前にやったときは、とにかく編集の作業が楽しかった。もちろん、撮影現場も楽しいんですけど、シーンを足したり、削ったりするのがおもしろくて。まあ、僕の場合は、10分ぐらいの短い作品だったし、スタッフも優秀な方がいっぱいいたんで、単純に楽しめたんだとは思いますけど。

―先ほど、先頭を切って何かをするタイプじゃないと言われてましたが、監督となるとそうはいかないですもんね。でも、そのぶん、自分の作品という思いが強くなるんじゃないですか?


『ワースト★コンタクト』
8/6(土)〜 テアトル新宿ほかにて公開

STORY: 仲間から死神と呼ばれるほどヤバイ人生を歩んできた主人公・幸太郎(哀川翔)と、「地球を破滅してほしい」というある少年の願いを叶えに地球にやってきた自称・宇宙人の男(板尾創路)が騒動を繰り広げる異色ファンタジー。監督は、『Believer』('04)や『木更津キャッツアイ』のメイキングでも知られる多胡由章。

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 そうですね。いろんな意味で勉強にもなりますし。だから、ほんまに映画監督になったら大変だとは思うけど、企画ものだったらもう1回やってみたいですね。まぁ、ほんまにいいアイデアが浮かんだり、どうしても自分で映画化したいと思う原作に出会ったりしたら、企画ものでなくてもやるかもしれませんが、今のところはわかりませんね。

―では最後に、『ワースト★コンタクト』のように宇宙人が現われて、「ひとつだけ願いごとを叶えてあげる」と言われたら、何をお願いしますか?

 まずその前に、宇宙人と遭遇した時点で、とりあえず写真撮るでしょうね(笑)。願いごととしては、どんな人種の人ともしゃべれる能力があったらいいなとは思いますね。僕は日本語しか話せないんで、いろんな国の人と話せたら楽しそうやなって。通訳でも何でも人を介すと、ニュアンスって変わってくるでしょ。だから、言葉というより、テレパシーみたいなものの方がいいかもしれない。とはいえ、聞きたくないことが聞えてくるのはイヤやから、ちゃんとオンとオフが切り替えられて、それでいて誰とでも話ができるような機能をくれるって言うんなら、喜んでもらいますね。



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