−『五金剛(The New Spartan)』(※5)なる作品で三船敏郎と共演していますが、一体どのような作品だったのですか?
ドイツとイギリスの合作映画で、三船敏郎、パトリック・ウェイン、オリバー・リード、フレッド・ウィリアムソンと共演しました。イギリスの製作サイドに予算の問題が生じて中止になってしまったのです。完成して公開されていたら大ヒットしていたでしょうね。あの頃は毎日、三船さんと飲んでいました。三船さんはウイスキー1本、私はウォッカ1本。私はウォッカ1本を20分で飲みましたが、三船さんはウイスキーを2時間半から3時間かけて飲んでいましたね。
−最後に、『スカイ・ハイ』(※6)のビデオと『新座頭市 破れ!唐人剣』のDVDにサインを頂きたいのですが…。
(サインを書き終えると)『スカイ・ハイ』は、じつは撮影中に事故があったのですよ。共演したジョージ・レーゼンビーの背中が燃えるシーンがあるのですが、油をかけすぎたために火が強くなって彼がパニック状態に陥ってしまったのです。周りも騒然として皆で逃げてしまったので、僕が彼を抱えて地面に押さえつけて消火したのですが、自分の眉毛も焼けてしまいました。激怒したレーゼンビーが、鉄パイプで監督(ブライアン・トレンチャード=スミス)を殴ろうとしましたが、それも私が制止したのですよ。 |
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※5 『五金剛(ウージンガン)』(75年・製作中止)……ジミー大先生がカンフー使い、三船敏郎が忍者の格好をして他の出演者と並んでいるスチールを見せてもらったが、ストーリーに関しては話を聞くことができず。とりあえず、豪華なキャストからいって相当なアクション大作だったと思われる。ちなみに、ジミー大先生はそのスチールを非常に大事にしているようでラミネート加工が施されていた。
※6 『スカイ・ハイ』……“二代目ボンド”ジョージ・レーゼンビー演じる麻薬シンジケートのボスと、香港警察の刑事(ジミー大先生)の闘いを描いたオーストラリア・ロケ敢行の作品。レーゼンビーが上下ジャージ姿のジミー大先生に徹底的にボコボコにされた挙句、口に手榴弾を突っ込まれて爆死する、凄まじいクライマックスが見もの。これを見るかぎり、レーゼンビーはもっと怒っても良かったんじゃないかと思う。 |