団鬼六、生インタビュー
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●『紅姉妹』初日舞台挨拶レポート

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劇中でソフトな縛りと貫禄あるイビリッぷりを披露したSM嬢・椿珠陽(右)も、活動拠点の名古屋からはるばる来場!



劇中での極悪非道ぶりからは一転、サービス満点のトークで会場を沸かす怪優・港雄一。ロビーでもわれわれ取材陣にまでニッコリ会釈をしてくれました。感激!



同じ関西人だけに、団監督にも息のあった絶妙なツッコミを入れるけーすけ。ガラの悪いチンピラ役で出演もしています



“この人なしにこの映画はなかった!”との激賛に、少々テレ気味?の頼れる助監督・亀井亨氏


け:「ありがとうございました。それではベテランの港雄一さん、お願いします」

港雄一(以下、港):「今日は映画ファンの方々と直接こんなに楽しくお話ができて、本当にうれしいです! いやあ実にうれしい! 映画が終わったらロビーに居ますので、なんか聞きたいことあったら聞いてください。そして、みんなで大いに飲みましょう!(関係者がややあわて、場内爆笑)」

け:「そうですねえ、本当に大勢のファンの方々に来ていただいて」

港:「この前のスポーツ新聞に『71歳にして立つ!』と、この映画の記事が載っていました(と、ムキッとガッツポーズ。場内爆笑)。子供と観る映画は、他ンとこでやってます。『ハリー・ポッター』というやつが…(場内爆笑)。われわれ大人は先生の『紅姉妹』を観て、大いに立ちましょう! 男は勃起し、女性の方は大いに濡れましょう!(場内爆笑)」

け:「まー…、ストレートな表現、ありがとうございます(笑)。港さんは、先生とはかなり長いお付き合いなんですよね?」

港:「僕の出演作の脚本を、何本も書いてもらってましてね。先生は、本当に映画に詳しいんですよ。なにせ、映画館の息子ですから…」

け:「えー!? どういうことですか?」

港:「先生のお父さんが映画館を経営してたんですよ。滋賀で」

鬼:「…(ウム、と静かにうなずく)。」

け:「へー知りませんでした僕。…で、港さんが今回苦労したところはありましたか」

港:「脚本を読んでるというよりも、やっぱり小説を読んでいる…というか、小説だったよ。おんなじことばかり言っていて、正直そんなこと要らんて思ったことも…(場内笑)」

け:「まぁまぁ、後になってそんなボヤかんと…。助監督の亀井さんはどうでした?」

亀井亨(以下、亀):「そうですね…。朝から晩までタイトなスケジュールで撮影をこなして、ようやく出来上がったっていう感じですね」

鬼:「僕が監督言うても、全部亀井がやったようなもんですわ。この作品は、亀井が居たから出来たようなもんで。僕がOKと言っても、亀井がダメ出ししたりして。亀井が監督ですよ」

け:「補佐でしょ、補佐(笑)! 監督は団先生じゃないですか」

鬼:「あ、そうそう補佐補佐(笑)。でも監督は疲れますね。もーコリゴリですわ。毎朝スタッフが8時に起こしに来るでしょ? で、夜は10時まで。もうグロッキー状態で、その間は他の原稿ロクに書けませんでしたもの」

け:「コリゴリなんて、またまたぁ…。そんなこと言わないで下さいよ〜」

港:「(話に割って入る)えー実は続編があります!(場内爆笑)」

鬼:「…(笑って首を横にふる)。」

け:「港さんが勝手なこと言ってるけど、助監督の亀井さん、どうなんです?」

亀:「え? ああ…。じゃ…(続編も)あれば、いいですねぇ(笑)」

け:「そんなみんないろんな思いが詰まってできた『紅姉妹』ですので、是非このあとたっぷりと楽しんでいただきたいと思います。ありがとうございましたぁー」


 挨拶中は、2本しかないマイクを港雄一が握りっぱなし。自分宛てでない質問にも全て答えてしまう彼に、思わず「だまれ!」と監督がたしなめるひとコマも…。そんな監督は、会場から差し出された豪華なランの花束を愛染さんに譲るという心遣い。さりげないダンディズムを垣間見た瞬間だった。

 まもなく上映が開始されると、場内は水を打ったような静寂に包まれた。悪徳高利貸しのワナにハメられ、高級料亭の美人姉妹がじわりじわりと追い詰められていく姿を、観客は固唾を飲んで見守り、上映終了後には場内から拍手も。作品を観終わったファンに再び囲まれ応対する団監督の表情には、ほがらかな笑顔が浮かび、映画をつくりあげた充足感で輝いているようだった。


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