団鬼六、生インタビュー
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●『紅姉妹』初日舞台挨拶レポート

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取材・文/岡野琴美(編集部)

 12月14日、銀座・晴海通りの地下に位置する映画館・銀座シネパトス。団鬼六監督デビュー作『紅姉妹』の初日を迎えた劇場前には、公開を記念して行われる舞台挨拶を待ち侘びる人々の長い列が出来ていた。厳しい冷え込みにも関わらず、当日のファンのボルテージは最高潮! 会場に現れた団先生を見つけるや、持参した色紙を取り出す人や握手を求める人が続出。対する監督もほくほく顔で、熱烈な歓迎にもきさくに応対し、ファンとの憩いのひとときを楽しんでいたようだ。



 会場内では、中年男性に混じり若い女性同士の姿も見られ、改めて鬼六ファンの幅広さを実感。やがて渋い和装に身を包んだ監督が壇上に上がり、出演者と亀井助監督がそのあとにつづいて登場した。当初予定されていた主演の小川美那子さんは、急病のために残念ながら欠席。そのピンチヒッターとして、妹役を演じた沢木まゆみさんが駆けつけ、舞台に艶やかな花を添えていた。作品にも出演している漫才師のけーすけ氏による軽妙な司会・進行のもと、舞台挨拶はなごやかな雰囲気のなか進められた。


けーすけ(以下、け):「本日初日を迎えた訳ですけれども、監督、そもそも『紅姉妹』をつくろうと思ったいきさつを教えてくれませんか?」

団鬼六(以下、鬼):「僕の原作がマンガ化されましてね、そのマンガのカット割りでやったら面白いんじゃないかなと思ったのがきっかけですわ。今まで僕の映画となると、すぐムチ打ったり吊るしたりハードに描かれるでしょ。ホントのとこ見せてやろうちゅうことで、監督しようと決めたんです。でも、シナリオはスムーズに出来たんだけれど、やっぱり監督するということは書くことと全然ちがう。いざ現場に入ったら、もう大変でしたね。こりゃかなわんわ、と思いましたわ」

け:「ありがとうございました。さーそれでは女優陣にお話しを聞いてみましょう。愛染さん、お願いします」

愛染恭子(以下、愛):「今回は2人の美女をいたぶる憎たらし〜い役をやらせていただきました。でも実際はどっちかっていうとMなんですよ(会場笑)」

け:「やー…今日のお召し物がまたすんばらしいんですけれども…」

愛:「団先生をイメージして、和風で参りました」

け:「まぁほんっとうに、紫がお似合いで…。日本一、いや世界一! 紫がお似合いですよ。ところで、今回の撮影で苦労したこととかありましたか?」

愛:「とにかく寒かったですね。それからセリフまわしが独特で。普段目にしてる脚本とは違って小説のような、まさに“鬼六ワールド”っていう感じ。みんななかなかセリフが覚えられませんでしたね」

け:「なるほどー。では次に沢木さんに聞きたいんですけれど、さっき愛染さんがご自分のことをMだと言ってましたが、沢木さんはぶっちゃけS? それともM??」

沢木まゆみ(以下、沢):「えー…!?」

愛:「S!(会場笑)」

沢:「(笑)。じゃぁ…えっ、Sみたいですー」

け:「そんな沢木さんから、作品の見どころ教えてもらえますか?」

沢:「見どころは…。空手のシーンがあるんですけれど、わかる人がみたら全然なってない型なので、あのシーンはあんまり観て欲しくないかもしれないですね(笑)」

け:「それって見どころと違うじゃないですか!? それじゃ苦労したところは?」

沢:「台本を開いたら漢字だらけで、言葉も難しいものばかりで。小説を読むような感じでしたね。でも私は発するセリフの量が少なかったんで、そちらの面での苦労は他の方々より少なかったかと思います」
開場30分前から地上まで伸びる長蛇の列が!場内には女性専用シートも設置され、女性客も安心して鑑賞できる万全の体制



多くのファンに囲まれ感慨もひとしおの団鬼六監督。舞台挨拶終了後も後方の座席にでファンとともに自作を鑑賞した



和洋折衷の斬新な衣装に身を包んだ愛染恭子お姉サマ。ドレスの裾からチラリとのぞく網タイツが刺激的です!



肩でゆれるロングヘア、艶やかなクチビル、体にフィットしたミニのニットワンピース…なんとも悩ましい沢木まゆみ嬢

 


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