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“オマエらしいよ”って言われる事がありますけど、
“ああ、そう”って感じで流してます


 
 
―乾朔太郎さん(『プープーの物語』の監督)や、大森立嗣(『タイムレスメロディ』の助監督)ら、俳優が本業ではない同年代の方々が出演されていますね。彼らを起用したきっかけは?

「謙作(乾朔太郎氏の本名)とはそんなに付き合いは長くないんですが、タツ(大森立嗣)が共通の友達だったんです。『プープーの物語』という映画が、僕はけっこう面白いと思って気にはなっていたんですけどね。まぁ、それよりも飲み会で時々会ったりして、一回役者で使ってみたいなっていう気持ちがありました。だから、“一緒にやろう”といってきた時にすぐに役者をやらせようということになって。最初に僕が(役者をやらないかと)誘ったというより、映画を作る仲間に入ってきたという感じ。だから今回謙作はプロデューサーも兼ねているんです。ただ、まあ健作が“一緒にやろう”という事を言ってきた時に、もう自分の中で主役は決まっていましたね」

―登場人物の年齢は監督を含めて実年令に近い設定なんですか?

「完成した映画を観ると、もう少し若い感じがします」

―ご自身が投影されている部分はありますか?

「完成した後に友達に“オマエらしいよ”って言われる事がありますけど、“ああ、そう”って感じで流してます。みんな適当な事を言いますよ」

―最初に出会う男女3人の関係が印象的でした。恋人でもないような友達でもないような…。人間関係で踏み込むべきところなのか、ひくべきところなのかという部分が曖昧で良かった。リアルですよね、あの感覚って。これは前作『タイムレス〜』の時も感じた所なんですが、その辺りが監督の個性なのかなと思いました

「どうなんでしょうね。そういうところは自分が投影されちゃっているのかなっていう気もしなくはないんですけど。ただ、彼と彼女は恋人同士で、もうひとりとは友達でとか、そういう区切りはないと思うんですよ。言葉にすればその2人の関係は恋人だとか友達なのかもしれないけど、実際はその友達と恋人といってもいろんな事があるわけじゃないですか。そんな言葉であてはめられるわけでもない。観た人がそう思うのはよく分かるんだけど、でも作る時はそんな事一切考えないものですよ」

 
 
―セリフや音楽が、より少なくなっているように感じましたが

「まあ、それは多少意図的にやった事ですけど、別に寂しいから音を入れるわけじゃないんですよね、映画の音楽って。でも音楽の面ではかなり気にいっています。セリフもそうなんですが、あまり重要でない部分ははずしてしまうんです。その方が逆に観やすくなるかなと。いろいろと説明したり、あれこれ見せちゃうとお客さんもどれを見ればいいか分からなくなるんじゃないかと思うんですよ」

―『タイムレス〜』で“女は別の生き物だ”というセリフがありましたが、今回もそんな印象がありました

「あれはね、飲んでる時かなんかに誰かが言ったセリフなんですよ(笑)。それで“結構これはいい言葉だな”と思って使ったんですけど。まぁ、“女はわからん”というのが基本なんですよね」

―主人公の女性に対してのつっけんどんな接し方は、監督の指示ですか

「いや、あれは謙作のキャラです(笑)」




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