2001.07.11UPDATE


取材・文・構成 岡野琴美(編集部)
Text by Kotomi Okano



 付き合いはじめて3か月の若いカップル。マリーは恋人のポールに抱かれたいと思っているのに、彼は彼女の体に触れようともしない。それどころか、関係を求める彼女のことを、ポールは冷たく蔑むのだった。抑圧されていた欲望が頂点に達し、バーで知り合った見知らぬ男と関係してしまうマリー。だが、体への悦楽とはうらはらに、ますますポールへの想いはつのるだけだった。衝動にかられたように見知らぬ男と情事を重ねるマリーの心と体に、やがて変化のきざしが現れる…。

 公開当時、フランス本国でも物議をかもした問題作『ロマンスX』('98)が日本に上陸。満たされぬ思いを抱えたヒロインが、自らの欲望をさらけ出し、真実の愛を求める姿を描いた異色ドラマだ。登場人物と距離を置いたようなクールな映像とともに、大胆な性描写、恋人たちのセックスに対するあからさまな会話などを赤裸々につづるのは、『堕ちてゆく女』('96)のカトリーヌ・ブレイヤ監督。映画監督・脚本家・小説家など、多方面で活躍する彼女は、“愛とは何か”を性とりわけセックスを通じ問いかける、フランスを代表する女流作家だ。

 先日来日したブレイヤ監督に、『ロマンスX』で描かれている“性と愛”について、そして本作が初の主演作となった新進女優キャロリーヌ・デュセイに、過酷だったという撮影の日々を振り返ってもらった。








『ロマンスX』
シネ・アミューズ イースト/ウエスト、シネ・リーブル池袋ほかにて公開中

DATA
監督・脚本:カトリーヌ・ブレイヤ
出演:キャロリーヌ・デュセイ
   サガモア・ステヴナン
   フランソワ・ベルレアン 
1998年フランス映画
95分/R−18指定
配給:プレノンアッシュ



http://e.goo.ne.jp/romancex/index.html
 
 

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