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PART
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キム・サンジン(映画監督)インタビュー
日本でも、ようやく韓国映画でも儲けられると判断されたから
公開されるようになったんじゃないかな |
−終盤、襲撃メンバーのひとりが、大勢のチンピラの前で立っている場面は、『明日に向かって撃て!』('69)のようなアメリカン・ニューシネマを彷彿とさせるカッコ良さがありました。
『明日に向かって撃て!』を思い出したという人には、初めて会ったよ(笑)。でもこの作品を、韓国映画界における“ニューシネマ”だと思ってもらっても、間違いではないね。
そもそも、これまでの韓国映画での表現方法というのは、メロドラマでもどんなジャンルでも、あまり変わり映えがなかった。それが98年から99年にかけて、表現方法が急激に増えてきて、色々なモチーフが映画の中に取り入れられてようになったんだ。ちょうど『シュリ』が作られた頃だね。そのすぐ後に僕がこの『アタック〜』を手掛けたんだけど。今までの凝り固まった考え方ではなく、新しい想像力から新しい作り方ができるようになったんだ。
−日本でもそんな“新しい韓国映画”が、続々と公開されるようになりました。この現象をどう思いますか?
模範的解答と率直なコメントと、どっちがいい?(笑) まず率直に答えさせてもらうと、日本でも、ようやく韓国映画でも儲けられると判断されたから公開されるようになったんじゃないかな。これまでは『春香伝』や『桑の葉』とか、韓国の文化や風俗を紹介する意味合いのほうが強い作品ばかり公開されていたでしょ。そういう作品が興行的な成功を収めるのは、なかなか難しいと思うんだよね。
模範的な言い方をすれば、一般的な人々は、より活発な交流を期待していると思う。映画を通して両国が競争相手にもなれるし、協力し合うこともできる。まあそう言うことは年配の人たちが考えていると思うから、文化的な意識を特に持ってない僕は、そこまで深く考えないけどね。
とにかく映画を一生懸命作って、それを観た日本の配給会社の方に「これは採算がとれる」と判断してもらえたら、どんどん公開してもらいたい、という感じだね。まずは「おもしろい」という理由で買ってもらって、それで商業的にキチンとうまく回っていけば良いと思う。何だかとても極端な話をしてしまったかな。
−では、日本の観客には、この作品をどう観て欲しいですか?
日本は映画の入場料に1800円かかると聞いたけど、1800円払って何か教訓を得ようとか、何か人生が変わるような体験をしたいとか言う人は、観ない方がいいかも(笑)。1800円分、思う存分楽しみたいんだという人たちにたくさん観てもらうのが、僕の目標だな。あと、この映画を観たあとに、ヒマだからって決してガソリンスタンドを襲わないようにね!(笑) |
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