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宇田川幸洋氏インタビューTOP
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やっぱり先生ですよ…
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宇田川幸洋氏過去の掲載コラム:
道草魂


−−若いころ、見たい映画を追いかけて静岡まで行ったことがあるって聞いたんですけど、本当ですか?

 『地球爆破作戦』('69)のときですね。石上三登志さん(映画評論家)が『ミステリ・マガジン』ですごくおもしろそうに書いてらしたから、つい追っかけて静岡まで行っちゃった(笑)。'70年代前半だったけど、静岡名画座っていう、いい2本立てをやってる映画館があったんですよ。そういえば静岡って、あれ以来行ってないな。

−−(東京国立近代美術館)フィルムセンターにもずいぶん通われてますよね?

 そうですね。おもしろそうな特集があると。

−−どれぐらいの頻度で?

 たとえば、この間のイタリア映画特集のときは、全部行きたかったんだけど半分しか行けなかった。全部で55本ぐらい上映してたのかな。その半分ぐらい。いつも、あれも見られなかった、これも・・・とくやしがることになる。

−−自主映画もかなり見られてますよね。

 数が多すぎるから全然カバーしきれないけど、好きな作家の作品は追いかけて見ますね。

−−お気に入りの監督は?

 帯谷有理がいちばん好きですね。あと斎藤久志もおもしろい。それとAVを撮っている井口昇という変わった人がいるんですけど、彼の作品もいいですね。一部で評判になった『クルシメさん』('97)を撮った監督なんですけど。

−−自主映画の上映会もこまめにチェックされてるんですか?

 西武新宿駅の近くに“Fu-”っていうイベントスペースがあって、しまだゆきやすさんっていう映像作家の人が2ヶ月に1回上映会をやってるんですよ。そこにはときどき行きますね。あとはPFFやイメージフォーラムにもたまに行くかな。

−−その辺りの若い作家の作品を見る理由というのは?

 単におもしろそうだなって思って。

−−新たな発見があるんじゃないかと?

 まあ、そうですね。今までの人がやってないことや、新しいことが少しでもあれば、おもしろいじゃないですか。

−−日本にあまり輸入されない国の作品も好んで見られているそうですが、その辺りにも通じるものがあるように思います。

 ああ、そうですね。“変なものが見たい”っていう好奇心ですよね。むかし、飯島正(映画評論家)がそういう「映画小国」の作品を見るのが好きで“映画のドサまわり”っていってたけど、ぼくにもそういう趣味はあります。どうしても見たことない国の映画に興味をひかれてしまう。'80年代以降はほんとにいろんな国の映画が見られるようになりましたよね。映画祭がさかんになったし。“ドサまわり”じゃなくて“ワールド・シネマ”って立派ないいかたをするようになった(笑)。

−−それらを含めて年間で何本の映画を見られてるんですか?

 それは企業秘密。“こいつはこの程度か!”って思われたくないから(笑)。ぼくよりも見ている人はいっぱいいますからね。それにハリウッド映画は見ている本数がどんどん減ってきて、商売的にはヤバイ(笑)。たとえば年間100〜200本ハリウッド映画を見ていたら、職業的には成り立ちますよね。でも、ぼくの場合は年間の本数の中に古い映画だとか自主映画がはいってくるから、ハリウッド映画や話題作を見る数がへって、評論家として商売的にはまずいんですよ。
 
女優の本上まなみさんもわざわざ大阪から駆けつけた
美女に囲まれてご満悦(!?)
宇田川氏が注目する斎藤久志監督(右)と、『クルシメさん』にも出演している女優の唯野未歩子さん



監督・原作・脚本・撮影・録音・編集・出演:帯谷有理
出演:村瀬太加夫 川村そら
内容:バンクーバー映画祭など、海外の映画祭でも高い評価を得る帯谷有里監督による異色作
監督・脚本・撮影:井口昇
出演:新井亜樹 唯野未歩子
   松梨智子 雨谷由香
発売元:アップリンク
※ビデオ発売中
内容:好きな人を傷つけたくなる奇病を患う女と、身体にある秘密をもつ女の交流を描く快作





 
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