2008年03月11日

『BLACK LAGOON』TEXT by 廣田恵介

 独立U局でのみ放映されていたハードボイルド・アクション・アニメが、アニメ専門チャンネルAT‐ⅹで2月から放送されている。しかも、第一シーズンと第二シーズンを両方とも(もちろん視聴年齢制限付き)。初放映時からそう、これは「お子様お断り」のアニメなのだ。

 舞台は、東シナ海に浮かぶ小島ロアナプラ。有能な商社マンだった日本人の岡島緑郎は、社の重要機密を運んだことから、ロアナプラの運び屋・ラグーン商会に捕らわれてしまう。そして、社を見限った緑郎は名前を捨て国を捨て、ラグーン商会の一員として海賊まがいの運び屋稼業に飛び込んでいく。初期の『ルパン三世』のようなクールさはない。弾丸の飛び交うロアナプラは、肌にねばつくような死の匂いに満ちている。

 何よりの魅力は、二挺拳銃を使いこなす女ガンマン・レヴィの放送コード無視の粋なスラングの嵐。レヴィのセリフは原作漫画より、このアニメ版で聞くに限る。それだけでなく、アニメでは原作に漂うある種の“軽さ”が抜け、ずっしり腰をすえて闇の世界を堪能できる。緑郎が日本に舞い戻る後半のエピソードが特にお薦めだ。

(関連サイト)
『BLACK LAGOON』
http://www.blacklagoon.jp/
『BLACK LAGOON』(English)
http://www.blacklagooncompany.com/
『BLACK LAGOON』(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/BLACK_LAGOON
『広江礼威』(原作者)
http://www.din.or.jp/~redbear/

投稿者 mtoda : 21:33 | コメント (0) | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL

http://channel.slowtrain.org/mt/mt-tb.cgi/276

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)