2008年02月01日

『凍える鏡』主演:田中 圭インタビュー
 <後編:田中圭が目指す場所とは…?>

 主演映画「凍える鏡」で“心の闇”を抱えた青年・瞬に扮した田中圭。これまでの好感度抜群の役柄や数少ないバラエティ出演で見せてきた彼のイメージとの違いに、驚く人も多いのでは? インタビューでも屈託なく笑うその素顔から、彼の目指す「これから…」を探ってみた!
※2/1UPの“大嶋拓監督作へのアプローチ”に迫るインタビュー前編もチェック!

Main01.jpg

「青島刑事だったり、Lだったり…。
 ある種のヒーロー的な役をやりこなせる力っていうのは
 試してみたい、と思う」

HH バラエティ番組への出演や初舞台(注:岩松了演出の『死ぬまでの短い時間』)も経験されてますが、どの現場が一番自分にとってしっくりくると感じられますか?

tanakakei.jpg それは断トツ!でお芝居してる時。バラエティ番組は全くお芝居をしていないから、単純に番組を楽しんでいます。勉強にもなるし刺激も受けます。でもやっぱり自分が本当にいたい場所っていうのは、お芝居の現場ですね。

HH そういう番組で素の自分をさらけだすことに抵抗はないですか?

tanakakei.jpg 全然ないです。逆に素の自分をそろそろ隠さなきゃいけないのかなって(笑)。ちょっとやりすぎかなって(爆笑)。これはテレビなんだってことを忘れちゃいけないぞと、たまに思って反省したりするんですよ。

HH 今回の主演映画「凍える鏡」は2~3週間の撮影だったと聞きましたが、1クールのドラマの場合は3ヶ月だったりと、お芝居の撮影期間も長短ありますよね。その違いは感じますか?

tanakakei.jpg 結局はどれだけその現場にいられたのかってことだと思うんですよ。例え3日間でも主役で全部のシーンに出番があるというのは、それだけ現場でみんなと過ごせるってことだから…。逆に3ヶ月間関わったとしても、1話1シーンだったりすると、スタッフさんの名前も覚えられなかったりします。ボクは役の大小にはこだわってはいないけど、それでもやっぱり出番があればあるほど、お芝居もいいものができるしスタッフさんとも仲良くなれますよね。

HH …つまり主役をはることの?

tanakakei.jpg 楽しさだと思います。その分きっと主役は責任も感じるだろうし、一概には言えないけど…。本当は2、3番手でずっといるのが一番いいのかも(笑)。でもこんなこと言ってちゃだめですね。

HH (笑)…では今後、やってみたい役柄を教えて下さい。

tanakakei.jpg ボク、等身大のキャラクターが本当に多いんですよね。それはそれでやりがいはあるんですけど、“非現実”な設定に憧れます。ようするにボクが昔憧れていた仮面ライダーのような「実際いないだろ!」というヒーロー像というか。
 例えば「踊る大捜査線」の“青島刑事”とか、最近で言えば松山(ケンイチ)君がやった“L”だって同じ例ですよね? ああいう非現実的な役をやりこなせる力っていうのは試してみたい、と思う。

HH ヒーローとは意外ですね。

tanakakei.jpg そうですか? でも、映画やドラマではリアリティから離れれば離れるほど、周囲が褒めてくれるもんなんですよ。それはボクの実体験というより、客観的に周りを見ててそう思う。
 それにみんなが一番期待しているのは“非現実”なんだと思います。非現実的な役をやれば、それが非現実的であればあるほど、人気もでるだろうし、その役ひとつで一気にスターに駆け上がることもできる。あ別に、スターになりたいと言っているわけじゃないですよ(笑)

HH (笑)…はい。では最後に目指す俳優像というか、10年後のビジョンがあったら教えて下さい。

tanakakei.jpg 理想は「目指せ!織田裕二さん!」かな。大沢たかおさんも好きだし、目指したい俳優さんはたくさんいます。 織田さんたちは日本のドラマや映画を引っ張ってきて、数々のステキなキャラクターを生み出していることに憧れるし、いわゆる主役の責任を果たしてきた人達じゃないですか。ボクの中ではヒーローともリンクするし、すごく魅力を感じますね。


【取材後記】
撮影中は「Feel Live~♪」と、織田裕二出演のJRAのCMソングをなぜか口ずさんでいた田中圭。何というかけっこうマイペースなんだなって、その時改めて実感。実は舞台「死ぬまでの短い時間」(独特なハコの雰囲気もよし、昨年の忘れ難い舞台の1本です)もベニサン・ピットに観に行ったのだが、彼はこれまた気負わずナチュラルな演技なんですな~。理論派にして行動派…? ついつい、そのギャップに引き込まれてしまいました!

sub02.jpg
profile
田中 圭(たなか けい)
1984年7/10生まれ。2000年に俳優デビューし、これまでに約30本のドラマと10本の映画に出演。昨年末は初舞台「死ぬまでの短い時間」(演出:岩松了)にも挑戦した。2/14(木)には、自ら執筆したエッセイや短編映画のDVD付きのファースト作品集「花の周りを飛ぶ虫はいつも」を発売するほか、秋には藤竜也、中谷美紀らと共演する映画「しあわせのかおり」が公開待機中。

★過去の代表作はコチラをチェック
http://www.tristone.co.jp/kei/profile.html
※個人的にはチョイ役ですが綾瀬はるかにチューしちゃう「世界の中心で、愛をさけぶ」と田中圭の役者魂を感じさせる青臭~い青春映画「東京大学物語」を推します!

kogoeru03.jpg
「凍える鏡」
※1/26(土)より渋谷シネマ・アンジェリカにてロードショー
公式サイト
(C)2007「凍える鏡」製作事務所

投稿者 mtoda : 22:50 | コメント (0) | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL

http://channel.slowtrain.org/mt/mt-tb.cgi/253

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)