2008年02月27日

『ヤッターマン』 TEXT by 廣田恵介

 旧作が放映開始された1977年は、ロボット・アニメ・ブームの真っ只中だった。

 『超電磁マシーン ボルテスV』、『惑星ロボ ダンガードA』、『無敵超人ザンボット3』、まだまだ、たくさん放映されていた。巨大で力強いロボットが無慈悲な侵略者から地球を守る、というプロットがブラウン管からあふれ出していた。だからこそ、正義の味方の浅はかさを笑い、図太い悪役の出しゃばる『ヤッターマン』が成立しえたのだ。さて、ロボット・アニメといえばガンダムしかない2008年、その『ヤッターマン』が復活した。

 第一話の脚本は、バラエティ番組も手がけていた高橋ナツコ。物語の背景を思い切りよく無視して、キャラクターのみを立たせるには格好の人選だったのかも知れない。要所要所で懐かしの名セリフが連発されるのも、実にテレビ向き。そう、これは『ヤッターマン』のリメイクではなく、『ヤッターマン』を題材にした別のテレビ番組だ。

 キャラクターやストーリーを借りてくるのは別に構わない。ただ、自らの作品を「黄金のワンパターン」と笑い飛ばした旧作のスピリットだけは借りることも真似ることも出来ない。リメイク物の厳しさを教えられた第一話だった。

(関連サイト)
『ヤッターマン』
http://yatterman.jp/
『タツノコプロダクション』
http://www.tatsunoko.co.jp/

投稿者 mtoda : 10:23 | コメント (0) | トラックバック (0)

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