2008年02月11日

『ペルソナ』 TEXT by 水上賢治

 グラビアやCM、TVドラマなど様々なフィールドで活躍中の山崎真実が映画初主演を務めた本作は、近未来を舞台にした本格アクション。人体実験で超人的な戦闘能力を身につけた女性の戦いが描かれる。見どころはずばりアクション。そして、アクションにとって役者とアクション監督の存在がいかに大きいか改めて気づかされる1本でもある。

200802_persona.jpg
(C)「ペルソナ」フィルムパートナーズ

 これはあくまで個人的な見解に過ぎないが、アクションに最も必要なのは“熱”のような気がする。それは演者の肉体の躍動感が発するものかもしれないし、画面全体にみなぎるパワーかもしれない。いずれにしても“熱”を感じられるか否かは重要。見応えあるアクション映画には、人の心を燃えさせる“熱さ=パッション”が確実に存在していると思う。この『ペルソナ』には確実にその“熱”が宿る。その最大の要因は、アクション監督を務めた谷垣健治の存在にほかならない。彼は香港映画界でも指導するほどのアクションの達人。『リアル鬼ごっこ』と『カンフーくん』のアクション監督も務めているのだが、いずれも一貫してアクションは熱く力強い。また、山崎真実のがんばりもみごと。今後、彼女がどのような方向性に進むのかはわからないが、新体操をやっていただけあって、アクション女優としての素質は高い。

 そういえば昨年末、『エクスクロス 魔宮伝説』で深作健太監督にインタビューした際、彼はハードなアクションの求められる役に鈴木亜美を抜擢したことについて「アイドルの女の子は、厳しいダンスレッスンやトレーニングを積んでいる。基礎ができているから、レベルの高いアクションが望める。それに対して最近の若い俳優はほとんどがモデル上がり。食べないでやせた彼らは基礎体力がない。すぐ怪我をするから、怖くてとてもじゃないけどお願いできない」と語っていた。これを聞くと女性アイドルのアクション映画は侮れない。もし女性アイドル主演のアクション映画が公開されたら軽視は禁物かも。

(関連サイト)
『ペルソナ』公式サイト
http://persona-movie.jp/
シネマート六本木ほかにて公開中。全国順次ロードショー

投稿者 mtoda : 23:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL

http://channel.slowtrain.org/mt/mt-tb.cgi/263

コメント

コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)