2008年01月23日
――今本当に自分のそばにいてくれる人はいる?
心が震える映画「凍える鏡」のトークショーを開催!
監督の大嶋 拓といえば、心に残るインディペンデント映画「カナカナ」がある。1995年の公開当時は大学生だったころ――確か大好きだった中野武蔵野ホールで観た覚えがある。淡い水彩画のようなビジュアルと、見知らぬ女性と少年の奇妙でどこかエロティックな共同生活の物語は、今も印象に残っている。
そんな大嶋拓監督の最新作「凍える鏡」が、1/26(土)より渋谷のミニシアター、シネマ・アンジェリカにて公開。初日の26日には主演の田中圭らが出席する舞台挨拶が、翌27日には大嶋監督らによるトークショーがそれぞれ開催される※下記参照。

(C)2007「凍える鏡」製作事務所
心に常に苛立ちを抱え、ひとり絵を書いて暮らしている青年・瞬(田中圭)が、偶然出会った童話作家・香澄(渡辺美佐子)とその娘・由里子との関わりの中で、人間的な感情を芽生えさせていくというこの「凍える鏡」。見どころは『家族以外の“誰か”との絆』だろうと、私は思う。
実はあまり知られていないことだが、映画「カナカナ」誕生のきっかけは、あの「誰も知らない」('04)の題材にもなった1988年に巣鴨で起きた4兄妹の置き去り事件であるという。その「カナカナ」も家族から拒絶された孤独な2人が寄り添う物語で、「凍える鏡」の瞬と香澄との濃密な繋がりとは共通点がある。人はありのままの自分を受け入れてくれる絶対的な存在が必要で、それは必ずしも家族でなくてもいい――両作にはそんなテーマが見え隠れする。
27日のトークショーでは、本作の医事監修を務めた精神科医・熊谷一朗氏が大嶋拓監督と共に来場。“現代人の見捨てられ不安とは?”を題材にした必聴の内容だ。お見逃しなく!
<「凍える鏡」トークショー in シネマ・アンジェリカ>
1/27(日)15:20の回上映終了後
ゲスト:大嶋拓(監督・脚本)、熊谷一朗(精神科医)
<関連サイト>
「凍える鏡」公式サイト
http://www.kogoeru.net/
「シネマ・アンジェリカ」公式サイト
http://www.kogoeru.net/theater/theater.html
投稿者 mtoda : 20:55 | コメント (0) | トラックバック (0)



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