2008年01月25日

『シゴフミ』 TEXT by 廣田恵介

 いまや、ライトノベルはアニメ番組への原作供給源として欠かせぬ存在。この『シゴフミ』も、電撃文庫からのアニメ化作品だ。シリーズ構成を、『コードギアス 反逆のルルーシュ』でアクロバティックな作劇に手腕を発揮した大河内一楼が担当しているので、いやでも期待は高まる。

 シゴフミとは、死者から届く手紙のこと。それを届ける死界からの配達人・フミカが狂言回しとなって物語が進行する。学園ラブストーリーと死をめぐるサスペンスが、少しずつ倒立していく手さばきは、「さすが大河内一楼」と唸るほかない。第一話のラストで、はっきりテーマを提示しているのも潔い。

 番組をプロデュースしているのは、『のだめカンタービレ』などを手がけた株式会社ジェンコ。漫画、小説を数多くアニメ化している会社で、固有のスタジオを持っているわけではないが、クオリティ・コントロールには定評がある。作画面では、美少女キャラクターで有名なうるし原智志が参加しているのに驚いた。先の読めないストーリーと充実したスタッフィング、表裏両面から楽しめる番組だ。

(関連サイト)
『シゴフミ』
http://www.shigofumi.com/

投稿者 mtoda : 23:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

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