2008年01月11日

『キミキス pure rouge』 TEXT by 廣田恵介

 恋愛シミュレーション・ゲームの代名詞『ときめきメモリアル』の初アニメ化は1999年。PV風の変わった作風はゲームの印象とは大きくかけ離れていた。

 もともとストーリー性の強いPCゲームに比べ、恋愛シミュレーションのアニメ化は難しい。この『キミキス』の制作は『ハチミツとクローバー』、『のだめカンタービレ』のJ.C.STAFF。監督のカサヰケンイチ、美術の小林七郎と、両作品と重なるスタッフに期待が高まる。

 第一話、一番人気のキャラである摩央が主人公の家に居候するが、これはアニメ化のための新設定。これまでのゲームキャラに比べ、生々しいまでに色っぽい摩央のデザインの再現に苦心のあとが見られる。ゲームに登場するマスコットをギャグに生かすなど、『ハチクロ』『のだめ』ゆずりの原作尊重の姿勢は好感触だ。登場するヒロインは主人公の妹を含め7人。第二話までで、そのすべてを画面上に登場させたのはあっぱれと言いたい。

 ただ、この“面”的な広がりが、一対一の親密さを楽しむゲームの雰囲気とマッチしているかは別の話だ。学園ドラマとして、もうひとつ新味に欠けるのも惜しい。

(関連サイト)
アニメ『キミキス pure rouge』
http://www.kimikiss-pure-rouge.jp/
ゲーム『キミキス』
http://www.enterbrain.co.jp/game_site/kimikiss/

投稿者 mtoda : 18:25 | コメント (0) | トラックバック (0)

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