2007年12月28日
『こどものじかん』 TEXT by 廣田恵介
アニメ化の第一報を聞いたとき、「まさか」と思った。原作漫画を読んでいたからだ。小学三年生の担任についた男性教師が、小悪魔的な児童・九重りんから、逆セクハラともいうべき誘惑を受ける。
確かにキャラクターはキャッチーだし、実はストーリー性も高い。しかし、りんの挑発的な発言の数々は、明らかにテレビ向きではない。さて、アニメ化に際して、どうアレンジするのか、制作者の腕の見せ所だ。
案の定、放送第一回から画面に露骨な修正が入った。シナリオも、やや急ぎ足だ。キャラクターの説明も徹底してないまま、りんの友人の不登校という重いテーマに触れてしまっている。「ヤバそうなシーンは隠し、ストーリーは先へ進める」とは、いかにも苦肉の策だ。
アニメや漫画は、メインカルチャーに対するカウンターであるべき。憎まれっ子で、ちょうどいい。民放連の放送基準は、単なる理念に過ぎない。つまり、もっと暴れていいのだ。物議を醸すぐらいでなければ、この原作をアニメ化する意味は無い。DVDを見るときは、原作漫画と比較しながら観ると良いだろう。
(関連サイト)
アニメ『こどものじかん』
http://www.kojika-anime.com/
DVD『こどものじかん』
http://product.bandaivisual.co.jp/web_service/shop_product_info.asp?item_no=BCDR-2067
投稿者 mtoda : 22:11 | コメント (0) | トラックバック (0)


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