2007年11月01日
『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』 TEXT by 廣田恵介
これまでの『ガンダム』シリーズは、地球の周りにスペースコロニーが浮かぶ「宇宙世紀」や「コズミック・イラ」というアナザー・ワールドが舞台だった。そうした科学的理想郷が戦争に陥る――というファンタジーが、これまでの『ガンダム』だった。
今回の新作は、いわばそうしたSFの顔をしたファンタジー世界に三行半を叩きつけた。舞台は西暦2307年。そこには地球連邦政府もジオン公国もない。日本を含むいくつかの勢力がしのぎを削る、現代の国際情勢をモデルにした世界が舞台だ。
第一話では、新兵器(モビルスーツ)開発を続け、テロ活動を行う各陣営へ、ソレスタルビーイングという独立組織がガンダムで奇襲をかける。「武力による戦争放棄」という矛盾したテーゼに、物語でどんな回答を出すのか大いに楽しみ。ガンダムに搭乗する4人の美形キャラの見分けがつきにくいが、それは第二話以降の課題だろう。
戦闘シーンは、短刀で斬りつけたり、遠距離からライフルで狙撃したり、どこか泥臭くて好感が持てる。パターン化されたファンタジーから抜け出した新生『ガンダム』の蛮勇に、まずは拍手を送りたい。
(関連サイト)
『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』
http://www.gundam00.net/
※毎週土曜、TBS系にて放映中
投稿者 tkurio : 23:49 | コメント (0) | トラックバック (0)


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