2007年10月24日
伝説の名画座、銀座・並木座の関連書籍発売中
就職活動中、ある出版社の筆記試験の帰りにもらった交通費を使って一度だけ行ったことのある銀座の名画座・並木座。上映されていたのは成瀬巳喜男監督作の2本立てで、芸者置屋に集う粋な女性たちの姿を描いた「流れる」(56)にすっかりヤラれてしまったことは、いまでも強烈に印象に残っている。1953(昭和28)年から1998(平成10)年まで、そんなにわかファンも含む多くの人々に愛された同館の来場者に無料配布されていたプログラム“NAMIKI-ZA Weekly”1号から100号までがまとめられた一冊「[復刻版] 銀座 並木座ウィークリー」(三交社刊)が、現在発売中だ。
小津安二郎、成瀬巳喜男、溝口健二、吉村公三郎といった名匠をはじめ、佐分利信、佐田啓二、田中絹代、高峰秀子、乙羽信子、越路吹雪ら昭和20年代から30年代、“日本映画の黄金時代”を彩った映画人による書き下ろしのエッセイやイラストが満載。上映作品の解説や批評などとともに、どこか懐かしい当時の広告なども掲載され、資料としても読み物としても新旧の邦画ファンが楽しめる内容になっている。
さらに同じ銀座・並木通りにあるHOUSE OF SHISEIDOでは、現在“スクリーンのなかの銀座 伝説の並木座が映す。ギンザを遊ぶ”なる企画展を11月25日まで開催中。並木座の映写機や“NAMIKI-ZA Weekly”の直筆原稿などが陳列されているほか、“巨匠監督の名画にみる銀座”と題し、映画の上映もしくはスチールの展示も行っている。銀座の老舗劇場が姿を消して来年で10年。この秋、旧き良き名画座の記憶をたどってみるのも一興。
<関連サイト>
図書出版 三交社WebSite
http://www.sanko-sha.com
HOUSE OF SHISEIDO / ハウス オブ シセイドウ
http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido
投稿者 mtoda : 21:25 | コメント (0) | トラックバック (0)


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