2007年09月05日
『屋根の上の赤い女』 TEXT by 水上賢治
かつて某女性人気歌手のひと言から“ビビビ婚”なる言葉が流行したが、このような感覚に陥る瞬間を大概の人が体験しているのではないだろうか。初対面なのに不思議なことに通じ合う。この作品は、そういった男女の本能的に惹かれ合う初期衝動を物語に封じ込めている。

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そもそも男女が初めて顔をつき合わせて、会話を交わすということは、どんな相手であったとしてもその瞬間だけは胸の鼓動が高鳴るもの。そこから親しい関係に発展するかは、次の一歩に踏み出す衝動に駆られるか否かなのかもしれない。
この映画が捉えているのは、まさに“好意”が“恋”にかわった一瞬。この瞬間を捉えたシーンにはハッとさせられた。手掛けた岡太地監督は今年27歳の新鋭。まだ若いのに、こんな奥深いところを突き、いったいどんな恋愛経験を経てきたのか気になる。
もうひとつ彼の演出で驚かされたのが女優の撮り方。実は、女優を魅力的にとることは難しい。どんな美しい女優でもきちんとした演出がなければ魅力は半減。それなりの経験と熟練のテクニックがなければ女優の魅力を最大限に引き出せない。その中で彼は女優の美しさを引き出す天性の才を持っている。それほどここに登場するヒロイン、神農幸は魅力的で美しい。
(関連リンク)
『屋根の上の赤い女』公式サイト
http://www.yomosuga-love.com/yane.html
※9月15日から池袋シネマロサにて期間限定レイトショー
投稿者 tkurio : 13:42 | コメント (0) | トラックバック (0)


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