2007年08月21日
『FLAG Director's Edition 一千万のクフラの記録』 TEXT by Keisuke Hirota
古くは『太陽の牙ダグラム』、そして秋には新シリーズが予定される『装甲騎兵ボトムズ』の高橋良輔が総監督をつとめた作品。今回発売となるのは、ネット配信されていた全13話を101分に再編集したバージョンだ。
『ダグラム』も内戦をテーマにした戦争ドラマだったが、『FLAG』は、内乱に揺れるアジアの某国が舞台。ロボット兵器こそ登場するものの、SF色は皆無に等しい。やや設定の似ている『ガサラキ』のような伝奇的要素も見当たらない。
それでも、『FLAG』には高橋監督らしい挑戦的な表現が試みられている。なんと、すべてのシーン、すべてのカットが「実際にカメラで撮影された映像」として描かれるのだ。もちろん、ピントがぼけたり、画面がブレたりする。つまり、全編がアニメによって再現された「擬似ドキュメンタリー」というわけだ。
映像の情報量とテンポ感は、従来のアニメとはまったく異なる。また、政治劇をからめたシリアスかつ難解なストーリーも人を選ぶ。ただ、「アニメにおけるリアルな映像表現」を考える上では無視できない作品だ。
(関連リンク)
『FLAG Director's Edition 一千万のクフラの記録』公式サイト
http://www.flag20xx.net/
投稿者 tkurio : 21:25 | コメント (0) | トラックバック (0)

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