2007年08月28日
『ミヨリの森』 TEXT by 廣田恵介
数々のスタジオジブリ作品や『時をかける少女』などの背景で知られる山本二三の初監督作品。劇場公開ではなく、8月25日(土)にテレビ放映された。
主人公は、森の精霊と会話の出来る少女・ミヨリ。彼女に限らず、中途半端にリアリティに寄ったキャラクターたちは、どこか馴染みづらい。精霊たちのデザインも、どこか垢抜けない。CGまで駆使した精緻な背景に比べると、キャラクターの作画はもうひとつ見せ場に欠ける。ジブリ的な作品を期待すると、肩透かしを食らうだろう。
だが、典型的な都会っ子だったミヨリが、森を守るべく奮戦するまでの流れにまったく淀みがなく、蒼井優の自然な演技も手伝って、さわやかな印象の作品に仕上がった。
ただ、テレビ番組ならば「万人受けする可愛らしいキャラクター」の創作は必須要素だったはず。漫画原作とはいえ、絵柄にはもうひと工夫、欲しかった。キャラクター・デザイン次第で、ユーザーの感情移入度は大きく左右されるからだ。
(関連サイト)
『ミヨリの森』公式サイト
http://www.fujitv.co.jp/miyori/index2.html
投稿者 tkurio : 21:20 | コメント (0) | トラックバック (0)


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