2007年07月20日

『戦争の犬たち』 TEXT by Meteor Hoshi

 大学在学中に自主映画製作グループ“騒動社”を結成し、『実録たまご運搬人 警視庁殴り込み』('75)、『特攻任侠自衛隊』('77)といった骨太で侠気にあふれたアクションを製作、主演した飯島洋一。一般的知名度は高くないものの、同時期に活躍していた石井聰亙とタメ張るほどのインディー映画界の猛者である。

戦争の犬たち

 そんな彼を『任侠秘録 人間狩り』('05)で主演に迎えた杉作J太郎率いる“男の墓場プロダクション”が、またしてもやらかしてくれた! 飯島の代表作にして、日本が世界に誇れる傑作傭兵映画『戦争の犬たち』('80)のリバイバルである! しかも、ニュープリントだというから、たまらない!!

 製作費3000万円(5000万円説もあり)&35ミリで撮影敢行という自主映画と思えぬ破格のスケール、元自衛官による正確な着弾計算に基づいたリアル志向な戦闘シーン、日本人の傭兵部隊が東南アジアでゲリラ相手にドンパチやらかす『戦争プロフェッショナル』('68)で『ワイルド・ギース』('78)なストーリー。それぞれがいちいちグッときてしかたがないんだが、この作品最大の魅力はズバリ役者でしょう!

 飯島を筆頭に、キャリアのほとんどが悪役だった名バイプレイヤーの故・青木義朗、ロマンポルノで女をレイプしまくってた“犯し屋”こと港雄一、安岡力也、立川談とん(快楽亭ブラック)、泉谷しげる、たこ八郎などなど、プールに飛び込むや水面に油膜が浮きそうな男くさい連中が大集合!

 そんな彼らが野戦服に身を包み、M16や迫撃砲をブッ放し、手榴弾をブン投げ、走り、跳び、咆哮する! ダルいなぁ、疲れてるなぁ、どうしたんだろうなぁと思ったら、これ観て精つけな! チオビタ、ユンケル、アリナミンなんかより絶対に効くからよ!

(関連リンク)
シネマアートン下北沢
http://www.cinekita.co.jp/
※『戦争の犬たち』は8月18日(土)よりシネマアートン下北沢で公開

投稿者 hoga01 : 22:56 | コメント (0) | トラックバック (0)

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