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大槻寛宏支配人インタビュー
劇場スタッフ座談会
ポレポレ東中野オープンまでの60日間
1.オープン3ヶ月前
2.宣伝会議1
3.改装工事
4.宣伝会議2
5.新劇場完成
6.オープン初日
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ポレポレ東中野とは
更新日:2004.1.13
取材・文/根本悠(編集部)

◆スタッフ紹介
(左・手前)堀田さん:トリウッドとの兼任のため留守がちな大槻プロデューサーに代わり、支配人代行を務める。好きな映画はロマン・ポランスキー監督作品、ほかに阪東妻三郎の『無法松の一生』('43)/(左・奥)松島さん:受付を担当。飲食店での勤務経験もあり、新フード・メニューのアイディアのかなめ。好きな映画は『ファンタスティック・プラネット』('73)/(中央・奥)佐藤さん:受付を担当。大手シネコンで働いていたが、マニュアルで縛られない接客を勉強するためポレポレに。好きな映画は『冒険者たち』('67)/(中央・手前)大槻さん:言わずと知れたポレポレ東中野プロデューサー/(右・奥)中村さん:映写担当。大型バイク、ハーレー・ダッビドソンが愛車。好きな映画はスタン・ブラッケージ、レン・ライの一部の作品(特にレン・ライが亡くなる寸前に作った3部作)。

 9月6日のオープンまであとわずかに迫ったポレポレ東中野から、日常の受付や映写を行なう運営スタッフが決定したとの連絡を受け、ミニシアターという、独自の磁場を持つ“場”に集まった人の生の声を聞きたくてお邪魔してきた。そこで、計8名いるスタッフのうち、5名に参加していただいて座談会を決行! 直前まで、9月2日の内覧会の打ち合わせをしていたらしく、その流れで(予想外の)大槻プロデューサーも参加することに。ところが、大槻さんを前に、スタッフのみなさんからは、思わず口をすべらせてしまった(?)裏話、バクダン発言も飛び出した。


「スタッフは、映画を好きじゃない人でも良かったんです」(大槻さん)

スロウトレイン編集部(以下S):ミニシアターのスタッフ業務は人気がある職種ですよね。まず今回のスタッフ募集についてうかがいたいのですが、スンナリと決定されたんですか?

受付を務める、とても感じの良い女性2人。(左・松島さん、右・佐藤さん)。
大槻さん:8月初めにポレポレタイムス社のホームページと、劇場前の張り紙で募集の告知を出してたんです。1週間程で10通ぐらい応募があったので、早々に締め切りました。一般からの募集のほかに、今回は映写担当の吉川君からの紹介もあったので。

堀田さん:そうそう、吉川さんは数々のミニシアターを渡り歩いてきた映写職人なんで、顔が広いんですよ。ナゾの人脈を持っていて、渋谷のミニシアターで働いていた松島さんにまで繋がっていたという…。それで今回「新たな環境でチャレンジしてみたい」という彼女を、吉川さんが紹介してくれたんです。
 松島さんは飲食店でも働いていた経験もあるし、イベントに関してのアイディアも豊富。悩みの種だった内覧会に出す食事の手配を担当してくれたりして本当に助かってます。
 一般募集から採用したのは、結果的に佐藤さんだけ。佐藤さんは某大手シネコンで働いていたんですけど、大きな劇場ではなく、小さな所でマニュアルどおりではない、幅広い接客サービスを勉強したいということでポレポレに応募されてきたんです。


S:ズバリ、大槻さんにお聞きしたいんですが、こちらにいらっしゃる方たちをスタッフに選ばれた基準は?

受付に立ってはダメ? 自主製作の映画も撮っている、映写担当の中村さん。
大槻さん:映画館の仕事は、まず第一にサービス業だと思っているので、そのことを分かってくれている人を選びました。言い切ってしまうと、映画を好きじゃない人でも良かったんです。結果的に、映画が好きな人がそろいましたけど。

堀田さん:映画を嫌いな人っていうのも聞いたことないですけどね(笑)

S:それでは、今度はスタッフのみなさんにお聞きしたいのですが、本人を目の前に言いにくいかもしれませんが、大槻さんに初めて会った時の印象は?

堀田さん:短編専門、新人発掘という明確な方針を持ったトリウッドの支配人ということで、その印象のままで、分かりやすい話をしてくれますね。お金の話なんか、特に。いきなり、普通なら話しにくいことも単刀直入に話すので、最初ちょっと驚いたんですよ。

佐藤さん:トリウッドを一人で仕切っているということで、怖いというか、硬い感じの人かと思いましたけど…、今はそんなことは感じないです!(笑)

松島さん:トリウッドみたいに、上映作品のラインナップがマニアックになるかと思ったらそうじゃなかったのが意外で、来年以降の作品に期待してます。(ちょっと言いにくそうに、ひと呼吸あけて…)あと、なんかハリネズミみたい(笑)。

一同:?

松島さん:目的に向かって突き進む感じとか。
(「あぁ」、「なるほど」と一同納得。私は“それはイノシシでは?”と思ったが、胸に秘めておいた…)

中村さん:前にいたミニシアターやBOX東中野もそうですけど、良い作品を上映してても経営が苦しかったりするのを見てて、劇場経営は大変なのが分かったんですけど、あえてそれを(大槻さんが)やろうとするのは、スゴイなと、大変だなぁと思いますね。


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