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大槻寛宏支配人インタビュー
劇場スタッフ座談会
ポレポレ東中野オープンまでの60日間
1.オープン3ヶ月前
2.宣伝会議1
3.改装工事
4.宣伝会議2
5.新劇場完成
6.オープン初日
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ポレポレ東中野とは

更新日:2003.8.28

 正式な映画館名が決まらぬまま(*1)、7月17日、映画館オープンを観客に知ってもらうためのオープニングチラシが完成。BOX時代にチラシを置いてくれていた映画館に引き続きのバーター契約(*2)をお願いすべく、開館の挨拶を添えてチラシを郵送する。 チラシでひときわ目を引くのは、映画館の顔となる‘ロゴ’(茶色の四角に‘PoLe2’と白で書かれたもので、本特集でも随所に使用させていただいてます)だ。このロゴは、劇場のイメージカラーに基づき作られていて、落ち着いた雰囲気がありながら、シックのひとことでは片付けられない‘遊び心’も感じさせる、なんとも印象的なもの。このロゴを見たとき、その素晴らしさに正直感動してしまった(*3)。

 ポレポレ東中野がチラシ作成以外に行った‘映画館名認知作戦’は、この他に2つ。デパートの外壁に吊るされているような垂れ幕を、劇場の入っているポレポレ坐ビルにかけようというのだ。でも、ポレポレの場合は可愛らしく、長さ約1.8メートルとかなり小幅。この幕を設置する理由は、大槻プロデューサー曰く「東中野駅の利用者に見てもらうため。だって、たくさんの人に映画館のことを知ってもらえる、こんな楽な方法ってないでしょ?」…実にごもっともです。そしてもうひとつが、オープニングプレイベントとして行われる開館前の一般試写会だ。通常、開館以前に観客が館内に入られる機会は皆無といってよく、コアな映画ファンに向けてのこれほどのアピールはない。こういった等身大の‘アイデア’宣伝に、私はとても好感を覚えます。

取材・文/杉村征子(編集部)


(*1)オープニングチラシに書かれている映画館名は“シアターポレポレ東中野”。これは、7月の連休に合わせてチラシ配布を予定していたが、それまでに館名が決まらなかったため。チラシ配布を優先させることにした劇場側は「多少の変更は、まあなんとかなるだろう」という判断のもと、仮決定であった映画館名をそのまま記載してしまったという訳だ。

(*2)バーターとは和訳すると“物々交換”で、映画業界では、宣伝基盤の弱いミニシアター同士がチラシや予告編を交換しあうことを指す。渋谷のシネ・アミューズ イースト/ウエストや、同じくシアター・イメージフォーラムなどは、他館での作品チラシが特に充実している。わざわざ映画雑誌などを買わなくても、観たい作品を合理的に見つけられる、映画ファンには嬉しいシステムだ。

(*3)ちょうどこの頃、スロウトレイン特集ページ用にレイアウトとデザインを思案中だった私は社内デザイナーの森本さんに、ロゴを見た感想そのままに「積み木箱をひっくり返したような遊びっ気を持たせつつ、子供っぽくない‘大人のファンタジー’を表現してください」と、無茶な注文をしてしまった。



完成版とは少しレイアウトの違う“幻”のチラシ。その違いが分かりますか?



垂れ幕の仮デザイン。撮影した8月5日現在、「多分右でいくことになる」とのことでしたが、完成品はどちらに…?この時、私はデザイン板にミスを発見したのですが、余計なお世話かなと思い、申告しませんでした。まだ見ていないので、ちゃんと修正されているか心配…


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