クライヴ・バーカーが製作総指揮、『フランケンシュタイン』の名匠ジェームズ・ホエールの晩年を描くからといって、往年のホラー映画へのオマージュだけに留まらない。イアン・マッケランが主演、同じくその道でも知られるバーカーが、ホモ・スキャンダルでハリウッドを追放された老監督の心情を深く抉るからといって、同性愛が中心の映画でもない。基本は、立場・素性・年齢も違う人間の“友情”を描いた感動作と言い切れるのだ。
自宅のプールに浮かんでいた死に方は、現実とほぼ同じようだが、一方で、若い庭師との交流を描く(おそらくフィクションの)物語を踏まえると、『サンセット大通
り』と重なるというか、見事に裏返しとなっている。『サンセット〜』が大いなる執念と寒々とした孤独を描いたのに対し、“同性愛”にビクつきながらも友情を貫くブレンダン・フレイザー(ハマリ役!)、長年の老愛人デヴィッド(実在の人らしい)の心遣い、主人公の同性愛嗜好に毒づきながも、身体を気づかう心優しいメイドのリン・レッドグレイヴも含め、心優しい人々に囲まれたホエールの幸せなこと。ジョージ・キューカーが隠れゲイって、ホントかな? アカデミー脚色賞受賞。 |
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GODS AND MONSTERS
監督:ビル・コンドン
出演:ブレンダン・フレイザー、
イアン・マッケラン、
リン・レッドグレイヴ
1998年 アメリカ
1時間45分
\16,000
アット エンタテインメント |
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●「フランケンシュタインの花嫁」の一場面、盲目の老人と怪物が互いの孤独ゆえ強烈に惹かれ合うシーンが印象的に挿入される。これが、作中のホエールと庭師との関係と見事に響き合うというわけだ。うまい!(編集部)
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