この映画のいちばんの魅力は、何といってもキム・ノヴァクの麗しさ、シャム猫そのもののようにしなやかで、愛らしい。魔女が登場するコメディーは数多いが、そのどれよりも小粋でオシャレなファンタジーとして名高い佳品が、やっとビデオ化された。
TVシリーズの『奥さまは魔女』は、同題のルネ・クレール監督作がもとではなく、あきらかに本作が原点。なにしろ、魔法がドジな叔母さんや、何かとチョッカイを出す弟、そして生真面
目だけどトボけた恋人などの設定がとても良く似ている。この映画では、それがエルザ・ランチェスター、ジャック・レモン、ジェームズ・スチュワートという見事な配役なのだ。
ニューヨークでアフリカ民芸店を営む美しき魔女。2階に下宿する出版社勤務の男。彼のフィアンセに恨みを持つ魔女が男の気を引くため、愛の魔法をかけるが、いつのまにか本物の恋になってしまう。人を愛して涙を流すと魔力を失う、というのは、『ベルリン・天使の詩』にも通
じるなぁ。摩天楼の屋上でキスして、投げた帽子が地上に落ちる間に、一瞬にして時間が過ぎてしまう、不思議にロマンティックな描写
が好きだ。 |
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BELL, BOOK AND CANDLE
監督:リチャード・クワイン
出演:ジェームズ・スチュワート
キム・ノヴァク
ジャック・レモン
1958年 アメリカ
1時間43分
¥2980
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売中 |
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http://www.spe.co.jp/
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