『チューズ・ミー』『トラブル・イン・マインド』で、熱狂的なファンを持つ都会派アラン・ルドルフ監督。昨年、ひっそりと公開され、かつてのファンに「ルドルフ復活!」を印象づけた佳作。
ニック・ノルティとジュリー・クリスティ。ジョニー・リー・ミラーとララ・フリン・ボイル。ふた組のカップルの愛のすれ違いが、マーク・アイシャムのムーディな音楽(サントラ、いい!)と栗田豊通
のソフトな映像で綴られる。男と女がこれほど洗練され、セクシーな大人の映画は、近年では稀かも。
やっぱり圧巻はオスカー候補になったジュリー・クリスティ。元ホラー映画の女優にして、今は便利屋の妻。夫の浮気にウンザリしながら、昔、自分が出演したホラー映画を見る日々。お酒だけがお友だち。「今、魂のオーバーホールが必要なの」。愛や人生を冷めた目で見ながらも、どこかで”残り火”のような夢を求める。ミラー演じるハンサムな青年(なかなかです)との出会いに、冷めつつも、ときめくヒロイン。一方、ノルティとボイルの不倫カップルも、ひとときの夢に酔う。「愛を同じ場所に永遠にとどめておくことはできない」とはサントラのライナーに載ったルドルフの言葉。でも、愛も、夢も、やがて消えるからこそ、美しいのだろう。 |
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AFTER
GLOW
監督:アラン・ルドルフ
出演:ニック・ノルティ、
ジュリー・クリスティ
ジョニー・リー・ミラー
1997年 アメリカ
1時間53分
\16000
ポニーキャニオン
4月19日発売 |
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●計らずも互いのパートナー同士で不倫することになってしまった4人の男女が、相手に電話をかける。しかし4人同時だったため、誰にもつながらない。おかしいけど切ない、切ないけどおかしい…これぞルドルフの感覚。(編集部)
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