ヒッチコックの名作に比べるべくもないが、主演が、あのクリストファー・リーヴともなると、ハマリ役と言っていいのかどうか、興味をそそられることは確かだ。リーヴは、落馬事故で全身マヒとなった後も、リハビリにエネルギッシュに取り組み、ほとんど顔面
が動くだけの状態ながら、映画を監督し(日本ではビデオ発売のみだが、わりと佳作)、車椅子でアカデミー授賞式に登場したりと、積極的な活動を続けている。ある種、ハリウッドの象徴的な人物となっているようで、先日も、SFXで彼が車椅子から立ち上がるCMが障害者に無用な期待を抱かせると批判されているとのニュースがあった。
さて、本作での彼だが、製作総指揮に名を連ねていることもあり、けっして見世物的な扱いだけではないことは、原作やヒッチコック版にはない、主人公が事故に会う冒頭場面
と、その後の延々と続くリハビリ・シーンからもうかがえるし、実際、そのサイド・ストーリーのほうがみものといえるのだ。本筋に入ると、基本的にはヒッチコック版と同じ展開、主人公が、車椅子やエレベータの仕掛けを駆使し“犯人”と対決する見せ場もあるが、それほど盛り上がるわけではない。 |
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REAR WINDOW
監督:ジェフ・ブレックナー
出演:クリストファー・リーヴ、
ダリル・ハンナ、
ロバート・フォスター
1999年 アメリカ(TV)
1時間30分
\16000
マクザム
4月7日発売 |
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●全身マヒに苦しみながら事件を解決する主人公の姿は、障害にも負けず主演を務めるリーヴ自身の姿と完全に重なる。これは“スーパーマンの闘病”に過剰に反応する米国民に向けた、一種のエゲつないドキュメンタリーなのだ。(編集部)
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