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『ヴァーチャル・セクシャリティ』

森 世一
text by Seiichi Mori
統一感ある、ポップなコンセプトアルバム
 主人公の女性が、コンピューターに理想の男性をインプットしたところ、機械がショートして実物が出て来てしまうというオハナシだが、じつにオシャレでウィットにとんだ恋愛映画になった。理想のタイプをシミュレーションする時に上半身しかない男の画像に向かって、彼女が思わず下半身をのぞきこむところなど実にオカシイのだ。基本的にコンピレーションは紹介しても余り面 白くない。どうせ1、2曲ヒットさせようという音楽会社の戦略であったりして、バラバラな曲の寄せ集めになっていることが多いからだ。
 
 
VIRTUAL SEXUALITY(輸入盤)
コンピレーション
しかし、本作は映画用のオリジナルも2曲入っているが、全体をつらぬ くのはソウルっぽいミュージックやラップで、ブッカーTのようなナンバーが当然収録されたコンセプトアルバムになっている。英語のセリフ(5ヵ所入る)なんか聞かされてもしょうがないだろうとも思うのだが、ほんのちょっぴりだけのセクシーボイスだから、これなら音楽を聞くのにジャマにもならず、これもこれで結構面 白い。ポップな映画にふさわしいポップなアルバムだ。


 

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