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『ブリジット・ジョーンズの日記』

大森さわこ
text by Sawako Omori
“英国のウディ・アレン”がつづる、いまどきの恋愛模様
  ベストセラー日記小説の映画化。30代シングルの愛と仕事をリアルに描き、日本の女性たちの共感も集める。一歩間違えると、“もしかすると、結婚できないかもしれない症候群”のOL哀歌になったはずだが、脚本が上手で、軽妙な都会派コメディに仕上った。

 共同脚本は『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』のリチャード・カーティス。ヒュー・グラントと組んで、愛に不器用な現代人を、風刺とロマンティシズムを盛り込んで描く才人。

 『フォー・ウェディング』では、なまじモテすぎるせいで、愛に素直に心を開けない男女を描き、『ノッティングヒルの恋人』でも、現実の恋に臆病な離婚歴のある男を描く。

 そして、今回は愛に迷いっぱなしのヒロインを、やや引いた視線で見つめる。手をのばせば、そこに幸せがあるはずなのに、素直に好きといえないカーティス映画の男たち、女たち。傷つくことを恐れ、愛の本質を見失ってしまう今どきの恋愛模様をいつも巧みに描写してみせる。

 『ミスター・ビーン』の脚本も手がけ、人間観察眼がさえる彼は、まさに、“英国のウディ・アレン”。そういえば、カーティス映画の常連男優のヒューさま、本家本元のアレン映画、『おいしい生活』でも、好演を見せています。
BRIDGET JONES'S DIARY
監督:シャロン・マグワイア
原作・脚本:ヘレン・フィールディング
脚本:アンドリュー・デイビス/リチャード・カーティス
出演:レニー・ゼルウィガー/ヒュー・グラント/コリン・ファース/ジェマ・ジョーンズ/ジム・ブロードベント/シャーリー・ヘンダーソン
2001年アメリカ
1時間37分
配給:UIP


●イギリスの新聞に掲載されたコラムが人気を呼び、小説として敢行されるや大ベストセラーとなった『ブリジット・ジョーンズの日記』を映画化。主人公のブリジットを演じたレニー・ゼルウィガーは、イギリス英語を習得し、体重を6キロも増やして熱演を披露。


http://bjd.msn.co.jp/


 

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