偶然の事故で無人島に流された主人公。結婚を約束したフィアンセもいたのに、4年間を無人島で暮らすことになる。
よく考えれば、ヘビーな物語をコミカルなタッチで描き、演技と演出で見せきる。トム・ハンクスとロバート・ゼメキスの名コンビが、またまた、やってくれた。
もっとも、エンディングの評価は別れている。ハリウッド映画らしからぬ、辛い終わりをどうとるのか? 筆者は、もちろん、○。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の夢見る青年も、もう40代後半。『フォレスト・ガンプ 一期一会』や『コンタクト』を経て、宇宙の無情・無常を感じる年になってしまった。
島流しになった男は時間軸からはずれることで、永遠の漂う星となって、現実という名の惑星をさすらう。そういえば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も、いま思えば時間軸からはずれる男の物語。ゼメキスって、“宇宙の放浪者”にこだわる監督だったんですね。
ひとつの孤島を出たら、また、別の孤島が…。さまよえるミドル・エイジ監督の心情を反映した、胸を打つ幕切れだ。 |
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