天皇陛下万歳!を唱える右翼パンクバンド「維新赤誠塾」のヴォーカリストである、20代の少女、雨宮処凛(あまみやかりん)を中心に据えた青春ドキュメンタリーである。
反天皇派の土屋豊監督が、小林よしのり著『戦争論』のヒットを懸念し、一石を投じようと 企画した作品だが、完成した『新しい神様』は、監督の当初の意図にはまったくなかった「思想の枠を打ち破った友情と恋」が作品の大きな魅力として加わった。
まさにドキュメンタリー映画らしいハプニングだ。その嬉しい誤算と戸惑い、海外の映画祭での評価、そして雨宮と土屋監督の関係のその後などが、特典映像のトークショー(宮台真司、大槻ケンヂなど多彩なゲスト)やQ&Aでふんだんに語られている。
何かにすがることでしか自分を見出せないでいた雨宮の切実な“自分探し”は、特典映像の「雨宮処凛の人生相談」に他人への深い思いやりとして現れている。14項目の質問は、恋の悩みから性の相談、IT革命やひきこもりまで様々。回答は辛辣な言葉責めながらも、独特のユーモアと優しさに満ち、話芸・文才にも長けていて膝を打つほど痛快で必見。
また、コスプレに目覚めたという最新の雨宮処凛のビジュアルが満載なのもDVDならばこそ。ますます女っぷりを上げている。 |
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監督・脚本・編集・撮影・出演:土屋豊
撮影・出演:雨宮処凛/伊藤秀人
1999年 日本
1時間39分
アップリンク
4700円
発売中
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●軍服を身にまとい、過激な言葉を連発するパンクバンドのボーカリストであるひとりの少女の姿をつづったドキュメンタリー。主演の雨宮は劇場公開時にTVのニュースへの出演や、雑誌のグラビアを飾るなど、各メディアの話題を浴びた。

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