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『M:I−2』

有馬 楽
text by Gaku Arima
傑作パロディ『ミッション:インプルーバブル』って!?
 言うまでもなくトム・クルーズはハリウッドでも一、二を争うスーパースター。『M:I−2』が昨年最高のヒット作となったうえに、アメリカの経済誌『フォーブス』が選んだ“もっともパワフルな有名人”の第1位にも選ばれている。今年は妻ニコール・キッドマンに有無を言わせなかった電撃離婚で、悪役となってしまった感もあり、親しみやすさがドンドン薄れていくなあと思っていたら、こんなのが出ちゃいました。『ミッション:インプルーバブル』。

 これは先頃発売された『M:I−2』のDV Dに収録されている特典映像で、一種の疑似ドキュメンタリー。トム・クルーズのスタントを担当しているトム・クローズなる人間が現われ、その仕事ぶ
 
M:I-2
監督:ジョン・ウー
製作・出演:トム・クルーズ
出演:ダグレイ・スコット/サンディ・ニュートン/ビング・レイムス
2000年 アメリカ
2時間4分
CIC・ビクタービデオ
4700円
発売中
●'60年代にTVで人気を博したスパイ・アクション「スパイ大作戦」の映画化第2弾。監督はブライアン・デ・パルマからジョン・ウーに交代し、アクション色の強い作風となったが、数々の興行記録を塗り替えるヒットとなった。


http://www.uipjapan.com/
video-dvd/mi2/
りを追うという内容だ。

 6分そこそこの映像だが、はっきり言って爆笑必至。クルーズの代わりにガンガン殴られ、使えないアイデアを出してジョン・ウー監督(本人)に“失せろ!”と叱られるクローズは、撮影所のトラブルメーカー。演じるのが『メリーに首ったけ』、『ミート・ザ・ペアレンツ』のダメ男ぶりが微笑ましかったベン・スティラーだけに、コミカルな一方で気の毒な気もしてくる。

  そんな彼の唯一の味方が、他ならぬ本家トム・クルーズ。馴れ馴れしいクローズにとまどいながらも弁護。その結論が“才能がある”でもなければ“いいヤツだ”でもなく、ドギマギしながら“彼は無害だ”に落ち着いてしまうところが、またおかしいのだが、そんな姿が普通っぽくて好感が持てる。それが彼の演技といってしまえばそれまでだが、なんだかホッとさせられるのも事実。

 なんといっても、世界一パワフルな男が自分をギャグのネタとして、喜々として提供してくれてるんだから。


 

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