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『ブルース・ブラザース』

浜野浩一
text by Kohichi Hamano
米国ポップ・カルチャー史の伝説がよみがえる
 ジョン・ベルーシ&ダン・エイクロイドの最強コンビが扮した“ブルース・ブラザース”は、'70年代後半の米国ポップ・カルチャー史における伝説的存在である。'77〜'78年のTV『サタデー・ナイト・ライブ』に登場して全国的人気を獲得し、アルバムやシングル“ソウルマン”も大ヒット。'80年には映画が公開。そして'82年のベルーシの死によって、ブルース・ブラザースは本物の伝説となってしまった。

 
THE BLUES BROTHERS
監督・脚本:ジョン・ランディス
脚本・出演:ダン・エイクロイド
出演:ジョン・ベルーシ/キャブ・キャロウェイ
1980年 アメリカ
2時間28分
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
3980円
発売中

http://www.spe.co.jp/
 20年を経た今も、映画『ブルース・ブラザース』の笑い、音楽、アクションは輝きを失っていない。監督はパロディ映画の大傑作『ケンタッキー・フライド・ムービー』('77)で注目を集めた野心満々の若きジョン・ランディス。音楽シーンではレイ・チャールズ、ジェームズ・ブラウンといったR&Bの巨匠たちが大サーヴィスの熱演を披露。そして『TAXi』なんてメじゃないくらいド派手なカーチェイス。

 DVD版にはこの傑作誕生の舞台裏を関係者の豊富な証言と撮影当時の映像で振り返るドキュメンタリーも収録されているが、これがかなり良い出来栄え。ベルーシを失ったエイクロイドの終始憂鬱な表情と、トシを取っても相変わらず陽気で元気なランディスのコントラストが、祭のあとの感傷をいやましにする。


 

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