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| 『アメリカ横断TVガイド』
町田智浩 |
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轟夕起夫
text by Yukio Todoroki |
| ≫サイテーにしてサイコーなU.S.A.の本気(マジ)な姿 |
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『TVブロス』」で連載中の人気コラムに大幅加筆! 著者はウェイン町山こと町山智浩! 『映画秘宝』誌で数々の名物企画をぶちあげ(現在はExecutive
Editor)、ガース柳下との絶妙コンビ、映画漫才“ファビュラス・バーカー・ボーイズ”としても有名なお方だ。 思えば1995年、映画生誕百年にぶつけ、特集『エド・ウッドとサイテー映画の世界』を世に問うたときに、彼は巻頭でこんなふうにアジっていた。
“この百年間に全世界で作られた映画の99.9パーセントは「サイテー映画」なのだ。「映画が好き」と言ってる奴らのほとんどが最上段の「イイ映画」だけしか見ていない。丘の上の名所しか見ない観光客と同じだ。眼下に広がる巨大なスラムを見てから言え!”
さて――。強引に述べるなら、かくなるスピリッツを今度は「TV」で実践してみせたのが本書であろう。97年渡米し、彼は丘の上の名所ではなく「眼下に広がる巨大なスラム」=「アメリカTV100
チャンネル」を見倒し、その99.9パーセントを占めているであろう「サイテーTV」に身をゆだねた結果あらわれてくるサイテーにしてサイコーなU.S.A.の本気(マジ)な姿を僕らにリポートしてくれているというわけだ!
(ンまあ、TVの場合、「イイTV」なんてもんは滅多にないんですけどね。あしからず)。
映画ネタも満載である。たとえばこんなタイトルのページ。「死体と乳首の数で評価を決めるホワイト・トラッシュ映画評論家『ジョー・ボブのモンスターヴィジョン』。ゲテモノ映画専門の深夜TV洋画劇場の司会者、ジョー・ボブ・ブリッグス氏が、自宅のトレイラーハウスの庭で放送している壮絶プログラムだが、ジョー・ボブがあの『フェイス/オフ』に医者役で出ている……な〜んてことも本書を読めばわかっちゃう。とにかく最強のバカと素人がTVの中で闊歩している国、アメリカ。世の中、悟ったような気になっている人、まだまだ(TVの)世界は広いですぞ〜。 |
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