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| 『麗しの銀幕スタア』
秋山庄太郎 |
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轟
夕起夫
text by Yukio Todoroki |
| ≫美しい写真、ツヤっぽいエピソードさすが“讃婦人科”庄太郎先生!! |
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市川崑監督の、フォトジェニックな傑作映画のタイトルをモジって、この書物を『黒い五七人の女』と呼んでしまおう。原節子から高峰秀子まで(いや、“浅丘ルリ子から加賀まりこまで”でも構わないが)、白と黒のコントラストの効いた麗しき女優たちのポートレートが、ズラリと並ぶ。撮ったのは「讃婦人科」の異名をとる秋山庄太郎先生。もはや説明無用の大御所だが、どれくらいスゴイかというと、初対面
にして親しくなった原節子の自宅に招かれ、そこにカメラを入れることを許された人。つまりプライベートを撮らせない主義の彼女が、唯一“素”の姿を撮らせた人。どうです!
で、ひとりひとりの写真についた庄太郎先生の回想録がまたスゴイ。
取材・構成をしているのが博覧強記の書き手、丹野達弥氏だからだ。とりあえず雑誌『ノーサイド』(文藝春秋)の映画特集や、映画館を“こや”と呼ぶ、編著『東京いい映画館みたい映画館−観客の未来のために−』(吐夢書房)の併読をオススメしとく。
時折のぞく、庄太郎先生と女優たちとのツヤっぽい(というか可愛い)エピソード。そしてところどころに聞き書きした丹野氏のその文体が顔をのぞかす二重の面
白さ。ちなみに冒頭のモノクロ映画『黒い十人の女』(61)に出演していた山本富士子、岸恵子、岸田今日子の御三方も収録。鑑賞(み)ませう。 |
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