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| 『Vシネマ魂 二千本のどしゃぶりをいつくしみ……』
谷岡雅樹 |
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米田由美
text by Yumi Yoneda |
| ≫Vシネマへの愛情が爆発!本音満載の痛快な一冊 |
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制作から販売、宣伝などを経験し、Vシネマ批評家となった筆者が「Vシネマとは?」について切り込む。Vシネマの定義や歴史、作品のほとんどが本書でわかるといっても過言ではない。劇場映画の興業成績と比較したり、ドラマの隆盛に言及したりと、解説は一般
にもとっつきやすい。細かいメーカー別やジャンル別のリスト、俳優分類表も掲載されており、資料的価値も高いといえる。
また、筆者によるビデオ店勤務時代のよもやま話は、読み物として楽しめた。極道系オッサンからの延滞金徴収秘話、毎回必ず『スリー・リバース』をレンタルし続ける男のエピソードなどは抱腹絶倒モノ。
バカをバカ、ダメ作品をダメと言い放つ語り口調も痛快だ。
書籍としては写真が少ない上に怒濤のような文章量なので、読みこなすのがたいへんだ。
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| 四谷ラウンド
¥2000 |
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だがそれは、筆者のVシネマへの愛情ゆえ。「Vシネマにも名作はあるのに楽しんでいるのは一部。それは映像業界とビデオファンの責任だ!」という思いの爆発。Vシネマの魅力は深く大きいものなのに…。長年Vシネマに関わる仕事をしてきたわたしが、改めてその事実にハッとさせられた。ファンだけでなく業界関係者も一読すべきだろう。 |
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