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| 『宇宙生物大集合』
北島明弘 |
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清水
節
text by Takashi Shimizu |
| ≫ 20世紀、地球に来襲したエイリアンを一網打尽! |
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いまだ一度も出会ったことのない空想の生き物を、映画というメディアはなんともまあ、イメージ豊かに造形してきたことか。そんなセンス・オヴ・ワンダーに富んだ映画の数々を詰め込んだのが本書。『月世界旅行』から『SWエピソード1』まで、つまり1900年代に創られたSF映画のエイリアンたちを集大成してしまうという試みを、この本は達成した。エイリアンを「性格」「目的」「形態」「舞台」の4つに分類するなど、序章で示すエイリアン映画史総論では、執筆者が長年研究してきた成果
がコンパクトにまとめられ、そのウンチクには納得させられる。
本章は、1900〜49年までのSF映画黎明期に1章を当て、以降10年単位 で構成。こうして俯瞰すると、共産主義の脅威によって50年代に"襲来"が頻繁で、
『スター・ウォーズ』以後の80年代に最も"出現"していた事実を改めて実感する。 惜しむらくはヴィジュアル構成が弱いこと。権利関係のクリアに困難な事情は察するが、せめて、前述の分類に従った肖像画の拝めるグラビアや、大伴昌司的な大図解でもあってくれたなら、実際のエイリアン来訪の折りには、国際的バイブルとなったことだろうに。とはいえ、関係者必携の資料ではある。 |
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