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2001.9.25 UPDATE

ユニークな設定が人気の
『ウォーターボーイズ』
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura
 
『ウォーターボーイズ』
シャンテ・シネ他にて公開中
 
 日本映画でヒットの可能性が高いジャンルのひとつとして、ユニークな設定がうけるコメディが挙げられる。代表例としては『Shall We ダンス?』が思い出されるが、その路線を引き継ぐ一本とも言える『ウォーターボーイズ』が若者の人気を集め、好スタートを切った。

 本作のように監督、出演者共に無名な顔ぶれの作品は認知度をどうやって広げていくかがヒットの鍵を握っている。その点は配給が東宝のため、早くから東宝系のロードショー館で予告編の上映される機会が多かったことが効果的だった。よって、認知度が上がるにつれ、“男子高校生のシンクロ”という内容に興味を持つ観客が多く出たと考えられる。また、学生料金が一律1000円というのも若い層の人気を集めた一因と言える。洋画やアニメと違う身近な題材を扱っていて、面白そうな作品が安く観られるということで普段は日本映画を観に行かない若者たちが集まった。これは中学、高校生が映画館に来なくなったという現状が問題となっている映画界には嬉しい結果だろう。

 都内では館数を絞った小規模公開という扱いであったが、前評判が高かったためか、地方ではシネコンの上映館が多いという特殊な形態となった本作。実際に観客のほとんどから面白かったという反応が出ていることと、今後も上映館が増えていくので最終的に好成績が期待できそうだ。

 


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