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2001.8.10 UPDATE |
不利な状況を覆し健闘した
『ジュラシック・パークIII』 |
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura |
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『ジュラシック・パークIII』
日本劇場他全国東宝洋画系にて公開中 |
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今年の夏休み映画のラインナップの特徴としてシリーズ物が少ないことが挙げられる。そんな中、シリーズ物としては唯一の話題作『ジュラシック・パークIII』が公開された。初日、2日目の成績が配収83億円の大ヒットを記録した第1作の54%と出足は上々だ。
例年になく大作が多い状況の中、本作については以下のような不安要素があった。
(1) 恐竜の映像に新鮮味がない
シリーズも3作目となるとリアルに動く恐竜の映像に対する衝撃度はそれほど強くはない。さらに半年前に『ダイナソー』が公開されたばかりなので、また恐竜かという印象が観客には感じられる。
(2) 公開日が二転三転
7/20→8/11→8/4と夏休みの大作映画が2度も公開日が変わることは珍しい。変わるごとに予告編や各媒体、宣伝素材の告知も変わっていくため、観客に混乱した印象を与える上、宣伝展開も焦点が絞れないことになる。事実、8/11から8/4の変更が公開間近だったため、雑誌などではフォローできないものもあった。
(1)については製作側も承知していたのか、本作では恐竜の島からの脱出劇というエンターテインメント性を徹底し、夏休み作品の中では一番の娯楽作品として仕上がっている。
(2)については当初予定された7/20が『千と千尋の神隠し』とぶつかっていたので結果的に変更は正解だったようだ。さらに8/4は他に全国公開の作品がなかったのでTVCMも集中して出すことができた。
観客層は10〜20代が中心だが、意外にも中高年の姿も目立っているという。これはここ数年の恐竜ブームが定着し、幅広い層にも広がっていることが反映されている。今後、作品の面白さが伝わっていけば、先に公開された大作が息切れしてくる中で数字を伸ばしていくことも可能だろう。
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