
|


2001.7.27 UPDATE |
『千と千尋の神隠し』が大ヒット
宮崎駿監督の人気は不滅か!? |
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura |
| |
 |
 |
『千と千尋の神隠し』
日比谷スカラ座他全国東宝洋画系にて公開中
©2001二馬力・TGNDDTM |
先行オールナイト以来、次々と日本の興行記録を塗り替えた『A.I.』。アメリカでの不振、作品内容への批判など不安要素がありながらも快調なスタートを切った『パール・ハーバー』。期待通りの盛況となっている夏休みの興行界だが、注目の宮崎アニメ最新作『千と千尋の神隠し』が登場、予想を遥かに上回る人気を集めている。初日から4日間の結果を『もののけ姫』(興収193億円)と比較すると動員191%、興収183%となり邦画としては史上最高を記録。最終的に『もののけ姫』を上回る邦画の歴代NO.1となる可能性も出てきた。
他の洋画作品が早くから大規模な宣伝を展開したのに比べて、本作は公開直前まで宣伝は抑え目だったことと作品がスケール感のある内容ではないため、『もののけ姫』程の動員には結び付かないのではという声が出ていたのは事実。しかし、そんな業界の不安に関係なく宮崎駿監督の新作への一般観客の期待は圧倒的に強かったようだ。公開初日の日比谷では観客を収容しきれず、3劇場で上映と舞台挨拶を行う異例の状況となったのもそれを証明している。また、20代以上が中心の『A.I.』『パール・ハーバー』、逆に子供中心のアニメと動員に偏りがあった他作品と違い、老若男女幅広い客層が集まったのも好調の一因だろう。鑑賞後の反応も90%以上が満足という結果が出たため、リピーターも充分期待できそうだ。
今後『PLANET OF THE APES 猿の惑星』『ジュラシック・パークIII』などの公開も控えているので断言はできないが、このスタート・ダッシュの様子を見ると本作がこの夏最大のヒットとなることは間違いなさそう。今度こそ本当に引退宣言(?)をした宮崎監督だが、全く衰えない人気がそれを許してくれそうもない。
|
|
|