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2001.6.25 UPDATE

単館上映の隠れた人気ジャンル
イタリアン・エロス『郵便屋』がヒット中
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura
 
『郵便屋』
銀座シネパトスにて公開中
 単館上映作品の客層と言えば、劇場が渋谷などに集中していることもありそのほとんどが女性や若者。一方で、中高年男性を集めたヒット作が生まれているという事実をご存知だろうか?

 銀座シネパトスで6/2より公開された『郵便屋』が現在、好調な動員を続けている。R-18指定の作品ということもあり、各スポーツ紙に広告を露出、ターゲットとする中高年層へのアピールに成功したのがヒットの要因。さらに配給のアルバトロスでは以前、同じ劇場で公開した同ジャンルの『肉屋』がヒットしていたので本作の邦題も関連があるかのように『〜屋』とつけている。これも効果的だったのか最終的には『肉屋』を上回るヒットを記録しそうだ。シネパトスは通常、ファースト・ランの終了した作品をメイン館に続いて上映するムーブ・オーバーが専門のため、1作品の上映期間は2、3週がほとんど。時折、単館上映作品も公開されるがこちらも特にヒットしない限りは2、3週で終了してしまう。そんな中、『郵便屋』は公開4週目に突入し、上映終了期間が未定という状況。これだけでも異例のヒットとなったことがよくわかる。

 数年前に村一番の美女をめぐる騒動をコミカルに描いた『桑の葉』がヒット、韓国エロスというジャンルが一時期人気を集めたが、その後は特にヒット作が生まれていない。あまり映画を観ないと言われる中高年男性の動員に貢献しているだけに、『郵便屋』以降もイタリアン・エロスが人気ジャンルとして定着していくかどうか注目したいところだ。

 


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