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2001.6.8 UPDATE |
ル・シネマに女子高生が押し寄せた
『彼女を見ればわかること』 |
中村通伸(編集部)
text by Michinobu Nakamura |
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『彼女を見ればわかること』
ル・シネマにて公開中 |
ミニシアターが密集する東京・渋谷の映画街。渋谷という街のせいか、上映される作品も流行に敏感な若者が集まる劇場が多い。そんな中、ひと際独自のカラーで上映作品を選定し、ヒット作を生み出しているのがル・シネマ。上映作品の大半が大人の女性向けドラマ、Bunkamura内という立地の関係から通常の客層の中心は20代以上の女性がほとんどで年配客の姿も目立つ。そのル・シネマに現在、意外な客層が集まっている。
作品は5/19より公開されている『彼女を見ればわかること』。既に公開3週目を迎えたが、土日は1、2週目よりも高い数字を上げ、好調を維持している。数字としては特別な大ヒットというわけではないのだが、ル・シネマに初めて来たと思われる女子高生から20代前半の女性が客層の大半を占めた。そして、その女性たちのほとんどが普段はミニシアターよりも拡大ロードショー公開の作品にしか行かないような人ばかりだという。劇場側も整理券配布の定員入替制というミニシアターの入場システムに慣れていない人たちのために、Bunkamura内に入場案内を貼って対応している状態だ。従来よりも若い女性客が多い理由としてはキャメロン・ディアス、キャリスタ・フロックハート(『アリーmyラブ』)など彼女たちになじみの顔ぶれがそろっていることが大きい。宣伝広告も当初はイラストのみの派手さの薄いビジュアルで通していたが、公開直前には出演者の顔写真を並べたものに変更、これも効果的だったと考えられる。
従来の劇場カラーを壊さない作品を上映しながらも、新たな客層の動員に成功したル・シネマ。今回初めて来た人たちが劇場の雰囲気を気に入るようなら、次も足を運んでくれる可能性はあるだろう。
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